若い人の言うことにゃ

 今日ですね、小説を書くのが趣味の中学生さんが、

「世の中って滑稽だよね」と投げ掛けているのを見て、うっかりこのように返答してしまいました。


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 世界の人たちすべてが、世の中は滑稽だとしてニヒルに責任を放棄し社会を軽んじたら、滑稽なんて言っていられなくなります。

 社会を支えてくれる人たちがいて、ルールが守られていて、生命維持に関して不自由のない生活があって、はじめて世の中を滑稽だと思えるのでしょう。

 贅沢な感情です。

 今のうちに贅沢を味わうのもよいと思います。


 私は、人が嫌いですが、同時にとても愛しています。

 この世の中を支えつづけている人々を尊敬しています。

 この世の中へと様々なものを手渡してくれた先達にも、言いたいことはあれどとても感謝しています。

 滑稽であっても笑ったりはしません。

 歴史から学べるように、人はそれぞれの時代をそれぞれの思いで必死に生きています。



 様々なことを学んだ上で、働いたり、愛したり、失ったり、亡くしたり、苦しんだり、助けたり助けられたりしてから、いつかもう一度、世の中を滑稽と思えるか、考えてみてください。

 死ぬまでにそういう経験を一度も持たなかったら、それはひとつの不幸かもしれません。


 きれいごとを並べているように思う人もいるでしょうが、きれいなことを誰も信じなくなり、目指さなくなったら世界は終わりです。


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 以上、感情に任せて書き散らかしました。

 うるせーババアと思われただろうなあ……。

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