第2話 ガジェット① サイボーグ
1話に応援をくれた数少ない方々、有り難うございます。「ああ、こんなしょうもない文章でも読んで下さる人がいるんだ」と励みになりました。
さて1話目は完全に老害の愚痴以外の何でもありませんでしたが、2話目は昭和生まれのオッサンらしくネタをかまそうかと。
注:この文章はあくまでも個人的感想であり、それ以上の意図はございません。
御題のサイボーグですが、ひと言で言えば生体と機械の融合体となります。広義では義手・義足などの義肢、義眼の人もサイボーグと言えるでしょうか?
サイボーグと聞いて皆様は何を思い浮かべますか? 昭和生まれのオッサンである筆者は、やはりサイボーグ009とか昭和ライダーが頭に浮かびますね。
まあ、サイボーグと言っても作品と個体によって改造具合は千差万別です。
1:一部分のみ
義肢とか義眼とかで体の一部のみを機械に置き換えたタイプ。平井和正の「死霊狩り」の主人公や、懐かしの洋ドラ「600万ドルの男」はたまたそのスピンオフの「バイオニックジェミー」等々がおります。「からくりサーカス」の鳴海もこれかな、あとライダーマン。
これは一番人間に近く、余り当人達も(他のタイプに比べれば)ストレスを感じていないように見えます。
ちなみに「600万~」ですが、主役の恋人を主人公にしたスピンオフの「バイオニック~」の方が人気が出ました。「とある~」シリーズと同じで、女性が主役の方が受けるのかな?なんか悲しい。
2:大部分改造
体の大部分を機械に置き換えたタイプ。
サイボーグ009とか昭和ライダーなどがこれですね。
一部のみを改造したよりも高性能なのですが「自分はもう人間じゃない」という悩みが顕著でストレスが格段と上がってます。
あ昭和ライダーなんですけど、ライダーマンは片腕のみ義手ということで前項に挙げましたが、アマゾンって機械埋め込んであんのかな?アレは所謂バイオ系の気がするのですが皆様どう思いますか?
3:脳髄以外は機械
パーフェクトサイボーグとかフルボーグとか言われるタイプ。
「仮面ライダーSPIRITS」の主役ZXや「重機甲兵ゼノン」、「からくり~」のしろがねO初期型とか、「キャプテンフューチャー」のアレ(名前忘れた、ジェイムスン教授だっけ?)、ハカイダー、カクヨム作品の中でも「エンシェントソルジャー」のゼロスとかがいますね。
これ超高性能だけどストレスマッハなので、心理的な抑制処理を施されていることが良くあります。
良くフィクション中に狂ったサイボーグとかが出てきますが、その理由のほとんどは暖かい生身の体を失い冷たい鉄の体になってしまったストレスからです(あくまでも私個人の私見です)。
4:機械の体に人の心
完全な機械の体、所謂アンドロイドに人間の意識・記憶を移したモノ。これサイボーグと言っていいのか、言えないよね。しかし、このタイプ、日本では有名なのがいるので一応挙げときます。
「エイトマン」、「新造人間キャシャーン」、「からくり~」のしろがねO最終型等々。他にも人型ロボットではなくコンピュータに意識移した「鋼鉄ジーグ」の親父 司馬博士などがいます。
もうこのタイプになると、「自分は既に死んでいて、今の自分は亡霊同然の残りカス」だと自分の存在を否定しまくるようになります。
ま、しろがねOは「自分たちは老いも死も超越した存在」だとほざいてたし、「ジーグ」の親父はんなことどこ吹く風で超然としてましたので全部がそうと言うわけじゃありませんが。
で、これが更に進むと、機械の体さえ捨て去り、意識・記憶のみをデータ化した情報生命体となり、ネットの海を漂うことに。「攻殻機動隊」の少佐が有名ですが、正直ここまでくると人間の定義ってなんだろね?と哲学の領域に足を踏み入れることになります。
フィクション中のサイボーグ筆頭であったはずの仮面ライダー。平成ライダーでは一人もサイボーグがいない(もしいたらすみません)ので寂しく思い、つらつらと書いてみました。
ライダーついでに言いますが、だらだらやってる「SPIRITS」よりも最近「風都探偵」の方が面白く感じて愛読しております。
ホント「SPIRITS」もういいよ、さっさとけりつけろよ。というか、なんでテレビスペシャルしかやってないZXなんか主役にしたんだろ。しかも大首領の現し身として作られたって設定つけて、他の先輩ライダーを失敗作扱いしやがって。ふざけんなよ村枝ぁ!
ああまた愚痴になってしまいました。どうもすいません。
余り大したことは書いてませんが、SFや現代物を書こうとされている方でサイボーグを出したいな、と思われた方の参考になれば幸いです。
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