第7話 カクヨムさん、収益化もいいけど、日間ランキングの実装と検索UIの刷新とかのほうが先なんじゃありませんか?
考えごとをしていたら、眠れなくなってしまったので、また書いていこうと思う。
今回の内容はタイトルの通り、カクヨムは収益化システムの実装よりも先に日間ランキングの実装と検索UIの刷新のほうが先なんじゃねーの、です。
なお、怒られたら消します。
あえて言わせていただこう。カクヨムのランキングと検索はすごく使いにくい。恐らく、わたし以外にも同じことを思っているユーザーはいるのではないだろうか。まずは、何故ランキングと検索が使いにくいのかを書いていこう。
まずランキングだ。どうしてわたしがランキングが使いにくいと思うのか? その理由は一つである。
日間ランキングの実装されていなくて代謝が悪く、いつも同じような作品しかランキングに載っていないからだ。
いつランキングを見ても、同じような作品しかなかったら、ランキングを覗いて新しい作品を探そうとするライトユーザーはどう思うだろうか?
考えるまでもない。
いっつもおなじ作品しかねえなら新しいの探せねえし、見なくていいじゃん。
である。
数日前、小説家になろうに投稿されているエッセイで、カクヨムのランキングはランキングロジックが公開されていないから機能していないと書かれているものを読んだ。だが、それは違う。わたしもカクヨムのランキングは機能していないと思っているが、それはランキングロジックが公開されていないからではなく、日間ランキングがなく、ランキングの代謝が極めて悪いからである。
それがなにか問題なの? 俺は書き専で他の作品とか読まねーから別によくね? 日間とかいる? 週間でいいんじゃねえーの?
そう思う人もいるだろう。
だが、これも違う。日間ランキングの存在は書き手にとってもかなり有益である。計測が一日という短いスパンでなされるわけだから、よほどの人気作出ない限りずっとランキングに入り続けるのは難しい。であるならば、ランキングの入れ替わりが激しくなるのは明らかであり、その分ランキングに入りやすくなる。
特に過疎ジャンルであれば、一人星入れてくれただけで四位以内に入り込み、トップページに掲載されることもありうる。現に、一日三回の更新のある日間ランキングが実装されている小説家になろうの過疎ジャンルでは、しばしばこのようなことが起こっている。要はサイト内での露出の機会が増えるのだ。読まれたい、評価が欲しいという書き手は露出の機会が増えるとあれば、嫌だというものはとても少ないはずだろう。代謝のいいランキングは書き手にもしっかり利益があるのだ。
そして、作品の入れ替わりが激しい代謝のいいランキングであれば、ライトユーザーはそこから小説を探すようになる。そのうえ入れ替わりが激しいのであれば、ランキングから作品を探したいユーザーは、好きなジャンルであれば、普段だったら見ないような下位のところまでスクロールする機会も増えるだろう。要はランキングの下の方であっても見られる可能性が増えるのだ。
書き手にとっても読み専にとっても、これだけメリットがあるのだ。小説家になろうが日本最大の小説投稿サイトとして、カクヨムも含め他サイトに比べ、登録ユーザー数、投稿作品数ともに圧倒的な差がついているのはこれが原因の一つである。
次に検索である。
これはただ単純に使い方がわかりづらい、というか全然わからない。わたしと同じような感想を持っているユーザーもそこそこいるのではないか。
検索の使い方が書かれてるエッセイとかあるんだから、それ見ればいいじゃん、そう思うかもしれない。
だが、検索しようと思った時にわざわざ別タブでエッセイを開いて使い方を見なければいけなかったり、熟読して使い方を覚えなければいけないようなものを使いたいと思うだろうか? 便利な電子機器だったらいるだろうが、ここは小説投稿サイト。そんな面倒をしてまで使いたいとは思わないのが多数だろう。そういう奇特な人はどこかにいるかもしれないが。
わたしはUIなどに詳しいわけではないが、わざわざ使い方を覚えなければいけなかったり、調べなかったりいけないようなUIがいいものだとは思えない。初期のiPhoneなどと同じように、マニュアルを見て覚えなくても、なんとなく感覚的に使える、というのが優れたUIではないかと思う。
ここで、日本最大の小説投稿サイトである小説家になろうをまた例に挙げよう。
小説家になろうの検索を使ったことがある人にはわかるだろうが、あれは非常にわかりやすい。パソコンやスマホが使えるのであれば、はじめてサイトを訪れた人でもマニュアルを見ずに問題なく使えるくらいわかりやすくできている。それくらいわかりやすいものでなければ、ライトユーザーはもちろん、ヘビーユーザーだって使わないのだ。
小説家になろうが日本最大の小説投稿サイトなのは、この検索UIの使いやすさというのも理由の一つである。
代謝のいいランキングとわかりやすくて使いやすい検索UIがあるサイトは強いのだ。
現にカクヨムと同じくKADAKAWAが経営に関わっているニコニコ動画が、有料会員が加速的に減少し、ユーザー離れが進んでいると言われているにもかかわらず、未だに日本国内のアクセス数ランキングで二十番以内に入っているのも、代謝のいいランキングとわかりやすくて使いやすい検索が大きな理由の一つなのではないかと予測している。
要はわたしが言いたいのは、収益化は大いに結構だしわたしも歓迎しているが、その前にこっちをやったほうがユーザーのためになるんじゃねーのということである。
ながながと書いてしまったが、ここで筆をおかせていただく。というかそろそろ寝なくては。
読んでいただきありがとうございます。ご意見ご感想をお待ちしております。
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