第76話 罰ゲーム②

 学校に着いた。

 職員室に行き小さな箱を教師に渡した。

 「それでは、急いでんいるんで…」

 「ちょっと、待て優希」

 「はい?」

 教師に止められた。

 「この箱、何も入っていないがどう言う事なんだ」

 教師は箱を見せつけるように俺の前に出した。 

 箱の中は確かに空っぽであった。

 「霧街さんに頼まれただけで、わからないです」

 「そうか、今度聞いてみる」

 「はい。それでは〜」

 「待て、優希」 

 「はい?」

 またしても止められた。

 「これを運んで欲しいんだが」

 「すいません。急いで…」

 「留学の件大変だったなぁー!」

 「…わかりました」

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