第76話 罰ゲーム①

 家に帰宅。

 急いで桜井さんに家に着いたと連絡を入れ、桜井さんの元へ戻ろうとしたら、声をかけられた。

 「…ちょっと助けて」

 霧街さんが助けを求めてきたのだ。

 「すいません。今急いでるので…」

 「…………」

 「…何でしょうか?」

 俺は霧街さんの無言の圧に押し負けて話を聞く事にした。

 「……これを学校に持って行って欲しい…」

 霧街さんは小さな箱を手渡してきた。

 「これを学校にまで持って行ったらいいんですね」

 「…うん。お願い」

 俺は学校に向かって走り出した。

 ちなみにだが、桜井さんがいるゲームセンターと学校は反対の方向だ。

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