第75話 青春④
「じゃあ。負けた優希が罰ゲームね」
くっ、仕方がない。俺は完敗したのだ。
罰ゲームと言ってもジュース一杯くらい奢る。そんな程度なものを頼まれるかなと思っていた。
「…じゃあ一回家に帰って戻ってきて」
「わかった。今から…えっっ?!」
罰ゲームは一回帰宅?
「でも、こっから家まで往復すると1時間くらいかかるけど」
「うん。行ってきてね。それと家に着いたら連絡してね」
…悪魔的に可愛い顔で言われて断れなかった俺は家に急いで向かった。
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