第67話 怒り③

 あんなにも楽しそうじゃない顔の桜井さん。

 僕…俺はそんな中、結婚式を挙げて自分だけが満足しているこいつを許せなかった。

 だから、殴ってしまった。

 もちろん、警察が止めにきた。

 「大人しく両手を上にあげろ」

 たちが止まって両手をあげる。

 手を上に上げろと言ったのは警察官ではない。言ったのは俺がこの事態を直ぐに収めれるように呼んだスケット。

 「これで借りは完全に返した事にするからねぇ」

 周りで銃を警察官たちに構えるスーツ姿の集団。

 その真ん中で指揮をしながらショットガンを構えるサングラスと白スーツをしたダンディなお婆さん。マフィアの皆様だ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る