第67話 怒り②
初めてだ。ここまでムカついたのは。
腹の底からぐつぐつと怒りが湧き出してくるような感じがした。
それもころれも結婚式場に入って桜井さんの姿を見てからだ。
とても綺麗な白いドレスに化粧。いつも美しいが更に磨きがかかって女神の様に見えた。が、その桜井さんの様子は全然楽しそうじゃなかった。
実は、俺は光たちがしてる事を止めよと思ってここにきた。
桜井さん選んだ人にケチをつけるような事をしたくなかった。それ以前に僕が1番に思うのは桜井さんの幸せだからだ。
この結婚で桜井さんが幸せになるなら邪魔をしたくなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます