第11話 運動より勉強②

ピンポーン

インターホンを鳴った。

「アニキ、もしかしたら、乗り込んでくる気じゃないんですか?」

窓の外を見ると、不良の姿が消えていた。

ま、まさか。扉の向こうに…。

急いでクローゼットから布団たたきを出し、装備した。

ピンポーン

恐る恐る扉を開ける。

「ガオォォ」

オオカミ男がいた。

「うぉぉぉぉ⁈」

俺はオオカミ男に布団たたきを振りかざした。だが、オオカミ男はそれを右手掴み、左手で俺の腹に一発入れてきた。

「ぐはぁ」

俺の意識がなくなった。

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