スカイスパYOKOHAMA

「スカイスパYOKOHAMA」は、その名の通り横浜市にある温浴施設です。JR横浜駅の地下から直通できるスカイビルの14F・15Fの2フロアにまたがった、カプセルホテル併設の施設でもあります。


スカイスパはサウナ好きの間では良く知られた施設で、おじさんもいつか行ってみたいなあと思っていました。そして横浜といえば、横浜市に本拠地を構えるプロ野球球団、横浜DeNAベイスターズがあります。実はおじさん、ベイスターズのファンでもあるのです。


先日、そのベイスターズがリーグの代表決定シリーズに進出し、横浜のいろいろな施設で応援コラボセールが開催されました。その中の施設のひとつにあったのですよ。スカイスパさんが。


ひいきのチームと憧れの温浴施設の温浴コラボグッズ(手ぬぐいやサウナハット)が発売されるとあっては、行くしかないじゃないですか。と、いうわけで横浜高島屋へとグッズを買いに行ってきたのです。そして、行きがけにスカイスパさんにもお邪魔してきました。


横浜駅に着いたら地下道へ向かい、エレベーターに乗ってビル14F受付まで直行です。ロッカールームに入ってびっくりしたのはロッカーが狭い!都会や!これは都会の有名店ならではのロッカーや!と、地方民特有の興奮を押し隠して黙々と服を脱ぎ、大浴場へと向かいます。


大浴場は広々、というわけではありませんが、年季が入っていてよく手入れがされている印象です。さすが老舗。体を清め、早速サウナ室へと向かいます。サウナ室は横長で広々としています。25人ほどは入れるのではないでしょうか。そしてサウナストーブは石をタワー型に積んだストーブが2基!室温は90℃前後でしょうか。


おじさんは午前中にお邪魔したのですが、既にサウナ室は満席に近いほどです。さすが老舗。おじさんのいつも行く施設に比べると、サウナハット率も高いです。都会や…。皆さんなんというか、綺麗に蒸されています。そんなお仲間としばらく蒸されていると肩に玉の汗が。しかし、ここで気づきました。


汗が出てくるほど蒸されているのに、なぜか全然息苦しさが無いのです。体は温まっているので通常時と比べるとさすがに差はありますが、いつもよりはすっとした感じ。空気が爽やかというのでしょうか。サウナ室には結構な人の出入りがあるため、いつおより空気が循環しているのかもしれません。不思議な感覚で汗をかいていると、ストーブに勢いよく水が注がれます。


そうです。オートロウリュです。おじさん達が黙って蒸されているサウナ室に、ジュワアアアアアアアというロウリュの音が流れます。もう音だけで気持ちいい。そして降り注いでくる蒸気。いやあ、最の高ですね。


汗をかきつつ窓の外を見れば、横浜のビル街が。そうだ。ここは14Fでした。普段身近にあるもので一番高いものは富士山という生活を送っているおじさんには新鮮な光景です。都会や…。都会で蒸されてる…。


存分に蒸されたら、水風呂へGOです。水風呂はサウナ室を出てすぐ左手。6~7人は入れるのではというくらいゆったりした水風呂です。ホテル内の温浴施設でここまで水風呂にスペースを割いているというのはなかなかなのではないでしょうか。昔からサウナに力を入れているのでしょうね。


温度は15℃ほどでしょうか。非常に冷たくて気持ちいい。首までたっぷりつかって手足を伸ばし、喉を通る息がほんのり冷たくなるまで存分に冷えていきましょう。


さっぱりしたところで休憩です。窓際に設えられているリクライニングチェアへと身を預け、ぐったりと休んでいきましょう。気持ちいい。不思議な爽やかさのおかげでサウナ室に長居していたためでしょうか、いつもよりもぐったり感が強い気がします。


目を閉じて深く呼吸をすると、なにか鼻の奥からおでこの先へとすっと抜けるような感覚が。いやあ、気持ちいいですね。目を開ければ窓から横浜の街が見えるのですが、この感覚をじっくり味わいたくてほぼ瞑ってぐったりしていました。存分に休憩を能したら2セットめへGO、です。


そしてサウナの後のサウナ飯。いつもなら適当なお店に繰り出すところですが、なにせおじさんは横浜に土地勘がありません。そして生粋の迷子。ここは迷わずに備え付けの食堂に直行です。館内着のまま食堂へと向かい、サウナ後の最高ご飯にありつきましょう。ちなみにおじさんは季節限定の牛ハラミ鉄板焼きをいただきました。超おいしかったです。


ところでこのスカイスパさん、実はアウフグースで有名な施設なのです。14Fのサウナ室でも毎日熱波師さんが蒸気を出しては扇いでくれますし、15Fにはなんと100名が同時に入れるアウフグース・ショウ専用のサウナ室「アウフグースシアター」が設えられています。凄いですよね。


男女問わずに館内着のまま部屋に入り、熱波師さんの蒸気ロウリュやタオル捌きや、音楽や光の演出を皆で楽しめるという、全国でも類を見ない施設なのです。


さながら、フィギュア・スケートのショウのように熱波師さんがタオルで風を送りながら舞い踊る姿は、普通のサウナ体験とは一線を画する体験だそうです。


「だそうです」と伝聞なのは、おじさんはまだこのショウを体験していないからです。いつかは体験してみたい。横浜に泊りの用事ができたときを狙っています(スカイスパさんはカプセルホテル併設なのです)。


老舗のサウナで気持ちよく蒸されたい方、そして、アウフのショウを体験してみたいという方、スカイスパさんへでかけてみるというのはいかがでしょう。おじさんも必ず、また行きたいと思っています。

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