登場人物 紹介
突然失礼いたします。
作者のBlack riverでございます。
いつも『紅廊館の庭先で』をご愛読いただきありがとうございます。一つのことを続けるのがとにかく苦手な私ですが、皆様方の応援に鼓舞されて、小説を書き続けることができています(気持ち悪い話ですが、応援の通知が入る度に画面を見てにやにやしております)。
さて、この小説もそこそこ登場人物が増えてきましたので、この辺りで一度作者の脳内整理も兼ねて、彼らの紹介をしてみようかと思います。今後小説を読み進めていく際に役立てていただければ幸いです。
【
紅廊館に住んでいる老人。年齢不詳。
温厚かつ慇懃な性格で、自分の家で雇っている使用人たちや、行き場を失った妖にもとても物腰柔らかに接する。
妖に非常に強い興味を持っており、その研究に生涯を捧げている。妖にまつわる物品の収集も行っており、彼の部屋はコレクションで溢れかえっている。それらの発する妖気に常に当たり続けているためか、妖の気配には非常に敏感になっている。また、呪物その他の影響を受けにくい、魔除けの結界に入れないなど人間離れした側面を見せることがある。
甘党である。
都会の中に佇む日本家屋「紅廊館」を自宅としているが、彼がここに来るに至った経緯は不明。
【
紅廊館の家事を一手に引き受けている中年の女性。紅廊館の近くに住んでいるが、冨田の親戚などではない。あくまでも「家事代行」として雇われているだけであり、給料もきちんと支払われている。
料理が上手く、冨田をはじめとした紅廊館の面々はみな彼女の作る食事が大好きである。掃除や洗濯などの腕前も確かだが、溜め込み癖のある冨田には度々辟易している模様。
紅廊館で働いているだけあって、妖の存在なども非常にスムーズに受け入れており、ちょっとやそっとで動じることは無い。しかし猫又のことは未だに本物の猫だと思っているらしい。
成人して家を出た息子が二人いる。
【
長生きをした猫が化けた妖。通常の猫と異なり、尻尾が二股に分かれている。
人間の言葉を話すことができる。口調は気の強い女性。
食べ物を求めて紅廊館によくやって来る。
近所の猫をまとめる立場でもある。
【メリーさん】
捨てられた西洋人形に魂の宿った妖。
相手に電話をかけ、回数を重ねながら徐々に接近する。最後の「今あなたの後にいるの」という台詞を言うと、相手の背後に瞬間移動ができる。
当初は捨てられたショックで、電話に出た人間を殺そうとしていた。それを冨田に阻まれ、彼の提案で紅廊館に住むことになる。
すぐに憎まれ口を叩く性格であり、なかなか紅廊館の他の面々とも打ち解けられない様子である。
【私】
紅廊館に住み込み手伝いとして雇われている人間。
この物語の語り部。
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