第53話 誹謗中傷について、いま一度考えてみる

 タイトルが硬いんですが、内容は薄いかもしれないです。ご了承ください。


 何でこのテーマにしたのかというと、ちょっと小耳にはさんだというか、ツイッターの「物書き界隈(小説を書くもの同士でフォローし合うと結果的にこうなる)」内で、見かけたんですよ。「YouTubeで、某投稿サイトの小説が酷評されている」って。そんで、問題となっている動画を見てみようかなーって思ったんですが、ミステリ作家の七尾与史さんの動画「【悲報】ネット小説作家の悲劇的末路【暗黒雑談】」っていうのが気になっちゃって、結局そっちを見て終わりました。←どういう事や


 それにしても、なんですかね。ネット小説を酷評する動画を作る人がいて、それが人気動画になってて、それでお金を稼いでいるのがけしからん、っていう話ですかね。それは、物書きたちが怒るのも、無理もありません。


 単純に、自分が書いた小説を酷評されるのも、嫌だとは思います。私だってそんな事されたら、普通に嫌だし。そんなに嫌いなら見るなって思っちゃいます。批判するだけなら感想もいらないよ、って思うし。これって、人間として普通の気持ちじゃないですかね。たぶん。


 しかし、誹謗中傷に対する対応に関しては、懸念みたいなものはありますね。それは何かというと、反撃しすぎ問題ってやつです。どーいう事かというとですね。


 ある時、ある物書きが書いた小説の感想欄に(同じ読者から)四回、批判的内容の感想が書かれたのを見たのです。そんで、作者はその批判的感想に対し、三回は返信したんですよ。最後はもう「もし私が不快なら、私をミュートしてください」という感じで、文章が疲れ切っておられましたが。


 その一連の流れを見ていて思ったのは、批判的感想が連投された時点でブロックすれば良かったのになあ、という事でした。しかしまあ、それは私の独自のルールだし、皆さんいい大人なんだから、自分でどうにかするだろうな、くらいに思っていたのです。


 で、後日談。批判的感想を四回も書かれた作者は、体調不良を訴えるコメントを書き、それを見た読者が心配したり悲しんだり、そしてまあ、怒る読者も出てきたのです。これはもう何というか、いつもの流れだなあ、という感じでした。


 で、予想どおりの事が起きました。批判的感想を書かれて体調不良を訴えていた方のために、報復をする読者が現れてですね。あとはまあ、ののしり合いが始まって今に至るのです。なんというか、報復っていうのは、新たな誹謗中傷でしか無いんですよ。傍から見ていると。お互いに、やりすぎるのです。


 あなたはどう思いますか。例えばそうだなあ。小学校高学年の息子が、ちょっと体が大きい同級生に、ビンタされていました。で、あなたは親です。そういう時、どうしますか。その同級生に対し、口頭で注意しますか。そして、口頭で注意してもふてぶてしい態度を取る息子の同級生に対し、「分からせようとして」殴りますか。

 それをやったら、あなたは犯罪者になるんですが。


 という感じで、私の中では報復っていうのは、何かしらの限度は必要かなあ、って感じなのです。というか、誹謗中傷文とか迷惑感想を書かれた時点で、運営さんに報告したら良かったと思いました。そんで、感想削除してブロック。それで良かった気がします。


 なんというか、周囲が熱くなって暴走するのを止めないっていうのは……まあ、その心境っていうのは……やっぱり、暴言感想書かれた方はかなり腹が立っていたんだろうな、って私は、思いましたね。で、自分の手は汚したくない。だから、知り合いの暴走を見て見ぬフリしている。そんな風にも見えました。他の方はそういう事、思わないのかなあ。私だけかもしんない。


 っていう、ボヤっとした心象風景です。

 ちなみに私は今まで、散々誹謗中傷&脅迫もされた立場の人間です。そういう立場から、発言しています。基本的に、誹謗中傷する人に対しては、やめろって思っています。

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