第27話 その人の表現

文章を公表する際、やっていい事と良くない事がある。

日本国憲法 第21条によると、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない」とある。(Wikipediaより)

これは、行政機関による検閲に対抗するための法律なのだ。では、例えば個人の幸福追求のために、どこまでも自由に表現すればいいのか。その答えの一つは、これ。「わいせつ物頒布等の罪」。卑猥な文書等を公共の場に出したら、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金ですって。卑猥ってどのくらい卑猥だったら卑猥なんだろう。


法律の話を持ち出す手前で考えてみるに、「それを書く事で、誰か、あるいは誰かの名誉を著しく傷つけはしないか」というものがある。そもそも、他人の名誉を傷つけてまで書くべき内容というのは、余程のものではないか。例えば、客観的事実に基づくセクハラの告発等。しかしそこまでいくともはや、小説にするよりは警察に訴え出た方が現実的と言える。


頭に血が上っている人にそういう話すると大抵、怒られるのだ。怒っている人は自分の意見しか正しいと思っていないから、横やりを嫌うでしょう。話を合わせてあげないと、怒って、ほんとうに酷い事言うのよ。「狂っている」「バカ」「脳たりん」とか言うのよ、当たり前のように。私は今まで生きてきて色んな人からバカと言われて怒られた。本当に嫌なもんだ、怒る人のいう事は半分も当たっていないと毎回思う。私に怒った人たちは、私よりも幸福な人たちか。そんな事無いのだ、決して。あの人たちは自分が不幸な事をすぐに人のせいにして怒る。まるで自分の不幸は私のせいと言わんばかりに。怒っている人は怒られた人を病気にさせてしまうくらい酷い言葉で罵るので、怒っている際は文章やコメントを投稿しない方がいいと思う。パチンコでボロ負けした酔っぱらいの父には話しかけないけど、パチンコで勝ちまくったあげく酔っぱらっている父に話しかけたら小遣い貰えるから積極的に話を聞きに行く、そういう感覚です。私は怒っている人をさらに煽るような馬鹿な真似はしないのです。それが、子供の頃より身に着けた処世術であります。もしも言いたい事があるんなら、パチンコ台で玉が出ていて動けない時を見計らい、言いたい事を言って聞かせた上に「何やお前!」と怒鳴る父のポケットから小銭を頂戴し、逃げるのです。ついでに床の玉拾いをして、ちょっと遊んで帰るのです。


何の話だ?

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