第四夜 いよいよネット版あとがき4

■沙羅

・本格TS担当。13歳だっけ、14歳だっけ。

 百合要員だが暴パート担当でもありこの子にしかできない技が多々あるが枚数が足りなかった。

 この子の活躍シーン8割ボツだよ。

 全ボツにしてもよかったがシリーズ続いたら必須要員だからちょっと残した。

「平安京のネクロマンサー」と違って使うかもしれないので何も書けん。


・TN。真の中立。預流ちゃん大好き以外に思考の軸がない。


・わりと謙遜、というか技を隠していて明空宝具避けて反撃できる。

 体重が軽くてリーチが短いのが難だが技で補う。

 単体宝具「伊勢神楽S+」「天性の肉体」「変化」「縮地」「忌憚のない意見」 幸運はC。


・読み書きの練習始めて二年目くらいであんまり得意でない。

 つまり預流ちゃんに拾われてから二年目くらい。

 名前のあるキャラの中で一番身分が低く人権がない。

 何せ中世の旅芸人とか正式名称を商業出版で書けないからな。

 ここに比べたら地下人の小役人のヨシ兄ですらメッチャ上だ。

 地下人って商業出版で書いてよかったのかしら。


・沙羅という名前も預流ちゃんが考えたもので本名は庶民的に「つゆ」

 別に隠してない。


・生まれも育ちも京都の純粋京都人ですら「じゃん」とか使っているこの話では東の訛りがあると言ってもそれほど東の出身ではない。


・本格的なトランスジェンダー案件で性自認男の恋愛対象女。

 預流は自分が半素絹着ている理由と沙羅くんちゃんが水干着てる理由が全然違うことに気づいておらず、現代でもなかなか難しいのに平安時代の価値観ではそれがどういうことなのかわかることはないのだった……


・沙羅くんちゃんでは行き届かないところをフォローする音羽さん、十九歳、預流ちゃん並みに若いのに尼なのは絶対何か暗い過去がある。これから考える。


■山背式部卿宮敦能二品親王

・キャラの名前、ファイルにまとめているのだがダントツで兄さまのフルネームが長くて笑う。

 これに「殿下」までつけると。


・逆ハーでは定番のシスコン枠。美形だが顔がクドすぎて面白かったり暑苦しかったりするタイプなのだと思う。


・この時代、実の兄と妹であっても間に几帳立てるし肩を抱くとかもってのほかで、預流ちゃんだけでなくこの人もかなりのかなり。


・皇子が東宮と兄さまと某法親王しかいないの少ないよ大変だよ全然足りないよ。

 保元の乱起きちゃうよ。

 見えないとこにいるんだよね。


・宮さまは名誉職なだけで政治の発言権はないって言うが王朝文学目線だとどこからどこまで政治なのかようわからん。


・兄宮さまは邸とか持ってるけど基本、皇族年金と預流ちゃんの父親のバックアップと添い臥し制度で生きている。

(添い臥し=一定以上の皇族男子は元服と同時に少し年上の厳選された良家の娘と〝必ず〟結婚する制度。

 葵の上は光源氏の添い臥し。

 皇族男子は非モテで飢えて死ぬとか許されず、良家は皇族男子を養う義務がある。

 これでも要領が悪いとすぐド貧乏になるので大変)

 ……兄宮さま、妻が添い臥ししかいないんですが?

 かなりまずいんじゃないのかこの人。


■安倍良彰

・苗字あるのに名前が短くて笑う。


・ヤッスーが「平安京のネクロマンサー」にならないためのストッパー。

 ラブコメの世界に引き留める外付け良心装置、セコム。

 ふざける力の胎界主。

 いやどっちかってとルーサーだよな。

 必要に迫られて二稿になってから出現したネームドモブなのになぜか異様に気に入っている。

 真面目な陰陽頭のお父さんが真正面から殴って止めようとしても「平安京のネクロマンサー」は止まらなかったので、もうちょっと搦め手からヤッスーにデバフを入れる。

 具体的には禁呪を使おうとするとハリセンでしばく。

 蝙蝠扇かわほりおうぎはハリセンか?

「おれはお前をそんな風に育てた憶えはない!」

「何でお前に育てられちゃったんだろう……」


・☆1キャスターで下位互換ジェネリック版「陰陽師の言霊」「戻橋の式神」「陰陽師の目」を使うが全体的に効果低めのわりにヤッスーのスキルにはない未知の効果あるな。

 独自スキル「自分にターゲット集中」「蛙殺しフロッグスレイヤー」所持。式神で蛙殺すやつ。陰陽寮の中でもレア。

 子供の頃不遇だったので幸運度低めのD。


・ローフルグッド。

 平安中世暗黒社会のローフル、メチャメチャパワハラしてくる。

 最近は平安時代、中世じゃなくて上代・古代らしいけど。

 でもこれかなり後半だしやっぱ中世なの。

 メチャメチャ真面目だが真面目にやるとセクハラとパワハラとモラハラとアカハラが全部載ってしまう時代。

 陰陽寮には全部ある。悪い人ではないんです。


・多分とても気持ち悪い人。

 同じ邸に住んでいるので朝の弱いヤッスーが寝坊すると部屋まで起こしに行く。

 多分ヤッスーの母はもう死んでおり、ヤッスーがストレスですぐやせるので手首を握って太さをチェックしたり「滋養が足りない、もっと貝とか出せ」と使用人たちに命令し、とても気持ちが悪い。


・兄宮さまとか企画・プロット段階からいたのにこいつは二稿で慌てて用意したのでキャラの作り込みのわりに顔が全然できてない。

 いや、多分メチャメチャ印象に残らない憶えにくい顔をしていて何やっても「安倍良彰すごいんだな」とはならずに「陰陽師ってすごいんだな」と全体にフィードバックする仕組みになっているんだろう。

 魔法じゃん。


・こるもの先生は「よしあき」と「よしき」で一文字しか違わないことで立花美樹に申しわけないとは思わないんですか。

 省入力候補が大変なことになったぞ。

 ネーミングセンス何とかしてください。


・普通に三十五歳のおっさんなので趣味がキャバクラ通いとアイドルの追っかけ(白拍子)

 役人は白拍子買う金あるのかな、踊り眺めておひねり投げるところで終わっちゃうのかな……

 悲しいな……下の方の芸人なら買えるかな……


・土御門邸にリンボマンみたいなのが来たら追い払う仕事。

 多分ヤッスーが手紙書いたら届けにも行く。

 最後の歌、沙羅くんちゃんにくっついてこの人が届けに行ったと思う。

 納期動かないのに何やってんだ。

 七位のヒラ陰陽師で受領の手下なので王朝文学ではものすごい下っ端。

 地下人だし。

 この辺りの身分の人が自宅を持とうとすると掘っ立て小屋しか許されない

(身分によって宅地面積が決まっていて上はガバガバだが下はきつい)

 ので貴族の邸に間借りして住まわせてもらう代わりにパシリの仕事をすることになる。

 陰陽師、皆で土御門邸に住まわせてもらうしかない。

 いちいちよそに住んでたら家伝の秘が漏れそうだしな。

 賀茂さんちも立派な邸があるのだと思いたい。

 でもこの人はヤッスーの食べ残し食べてるんじゃなくてちゃんと自分の分のお膳出してもらうのかな。

 姉の聟だしな。


・従兄弟で義兄だがこいつの態度がいろいろと不自然なので「陰陽頭が妾作って生ませたヤッスーの腹違いの兄」だと思っている人が多数おり、実際ヤッスーも十二、三までそう思ってた。

 シングルマザーの母親が再婚する際に邪険にされたり、「安倍の父なし子」と呼ばれるのがイヤでいろいろホラ吹いてうやむやにしていたら狐の子になったり母親がわからなくなったりなぜかいつの間にかヤッスーが狐の子ということになったりしたわけだが。

 やっぱりこいつの言霊、何か独特だな……


・メッチャ歩くんだろうな。

 この人が歩いてたらヤッスーも歩くけど、受領になったから牛車に乗せて自分も一緒に乗ってんのかな。

 牛車に乗せて自分は前歩いてんのかな。

 どっちの方が気持ち悪いかな。


・順番から言って、博士はかしょとかにはならないの?

 ヤッスーの姉の聟、養子縁組とか女系相続とかの兼ね合いで嫡男よりこの人の方が普通に跡継ぎのはずなんだが。

 自分で設定作って持て余すなよ。

 てか女系相続で姉が土御門の晴明公の邸相続しちゃったらヤッスーは自力で邸建てなきゃいけないの。

 住居部分は受領マネーで何とかするとして晴明公の邸、この世で平安時代の陰陽師しか読まない本とか平安時代の陰陽師しか使わないアーティファクト山ほどありそうなんだけど継げないの。

 技術官僚、男系相続しないと無理じゃね。

 アーティファクト部分は陰陽師として優秀なヤツに継がせる、とすると結果的にそれが置いてある邸ごと継ぐしかなくね。

 優秀度がわかる頃には結構な年齢じゃね。


・この人の場合、多分ヤッスーが平安数学オリンピック金メダル級で全てをFにするほど頭よくて霊感テンコ盛りの天下一の陰陽師で晴明公の再来だから自ら三歩ほど引いてるんだよ。

 この話が全体的に文系で数学の話題が出なくて三平方の定理のすごさが伝わらないので外部にアピールしてないだけで。

 内輪ではずっと隣にいるから何かもうわざわざ褒めるの面倒くさくなって扱いが雑なだけで。


・陰陽寮、人手不足でいろんなポストを強引に埋めたら今度はやめるにやめさせられなくなったんですかね。

 陰陽寮入る前の子供時点での家での自主勉強、どうしてるんでしょうね。

 身内の子に順繰りに九九教え込んで見どころあるかどうか見極めるしかないよな……


・ヤッスーの姉がまた気が強いのとどつき合い夫婦やってる。

 ヨシ兄が有能だったので本家から嫁をもらった、のではなく相当変な女で聟の来手がなく立場の弱い従兄弟に押しつけるくらいしか処理法がなかった。

 生活能力の低い陰陽師どもの衣食住を一手に担う土御門の大姉君。

「小うるさいおっさんが小うるさいだけで弟の世話をわたしに全部やらせる!」と思われている。


・平均寿命40歳の時代。

 四十の賀が近いので終活を始めているが、それは「自分の子供の結婚先を決めつつ、ヤッスーの世話の仕方を教え込む」ことである……

 そろそろ元服済みの息子が学生から及第してヒラ陰陽師になる。


・陰陽寮の出てこない人たち、シフトが合わないんです。

 出てこない人たちは多分大体賀茂なんです。

 シフトが合わないんです(2回目)

 賀茂は「カバン持ちの分際で師匠筋から術を盗んだ安倍の連中、今に見てろ」「いい大人なのに何かにつけて従兄弟のおっさんの陰に隠れる安倍のせがれ許さん、ていうか従兄弟のおっさん死ね」とか言ってます。

 末弟、空気が読めない代わりに安倍の方でふらふらしていても賀茂の兄弟に許されるという特殊なコミュ力を持つ。


 ここから連続更新のあとがきです。



●ペンは剣よりフリースタイル

・本編初稿、2稿→これ→鉄輪→非モテ→葵→三千年みちとせ→檻の順番に書いて後の方が和歌がうまくなっているというわけわかんない状態だがガチガチに構成されているので後から歌だけ直すとかできないのだった。


・このためにヒプマイを真面目に聞いて

「ラップは早口で文字数多くて足し算、和歌は泣いても笑っても三十一文字で引き算、そこに古代人は【梓弓真弓槻弓年を経て】なんて意味なしジョーク突っ込んで更に文字数減らすの縛りプレイだな」

 と思ったりなどした。

 ヒプマイを真面目に聞いた成果はあったのかどうかわからん。


・MCフォールン・ドラゴン氏は2巻に登場、したらいいな。

 いろいろプロフィール決まってるけどまだ名前考えてない。「竜驤りゅうじょうの君」とかどうだ。

 1人のキャラに名前3つくらい必要だけど本名は大体漢字二文字にしなきゃいけないのきっつい。

 いや一文字のやつも意外といたけど読み方が難しいんだよ。

 日本語でひらいて読むから大変。


●鉄輪

・能『鉄輪』のパロディですよ。

 サイキック陰陽師の基本の基本。


・五位鷺初稿はヤッスー視点と預流ちゃん視点が入り混じって鬱で暗かったのが、2稿以降ほとんど預流ちゃん視点だけで進行することになり今のハイパー躁モードになった。

 ……これ、ヤッスーがすごいのか預流ちゃんがすごいのかどっちだ。

 ということで鬱だけ余ったのをいろいろな形でちょいちょい吐き出している。

 これが初稿の頃の暗さだ。

 この世界はこんなに暗い。

 これを一冊分続けると平安京にネクロマンサーが現れる。


・実際に女を口説くのに使った歌を堂々と和歌バトルに出してくるクソ野郎マジクソ野郎。


・世襲でないと理系の学部に入れない時代、数学オリンピックの才能を生かしたらなぜか宗教の教祖にされて救急隊員として派遣されてしまう件。


・この和歌詠んだの、この話を聞いたMCフォールンドラゴンですね。

 あるいは後日にMCフォールンドラゴンに和歌指導を受けてみちかけの掛詞使っていいよってなったんだろう。

 和歌くらい詠めないとみっともないと思うようになったらしい。


・預流ちゃんは平安貴女メタすぎるが比較になる普通の平安貴女が少ない。

 というわけで足で踏むほど長い髪の毛と衣装を引きずり、歩くだけで袴につまずいて転ぶ普通の平安貴女です。

 女房に代わりに口を利いてもらい、男といえば恋人以外は親兄弟でも御簾のうちには入れない平安貴女です。

 この状況でも御簾のうちに乳母めのとや女房しか入れず、陰陽師とか隣の部屋や向かいの棟で禹歩踏むのが普通だがよっぽど親がビビったんだろう。


・この後、しょうもないおまじないデリバリーで賢木中将邸に呼び出されるも、サスペンションがないのをデカい車輪の直径でごまかしているので意外と揺れる牛車の中でゲロ吐いて出社拒否、代わりにヨシ兄に行ってもらい「陰陽師のくせに鬼に憑かれるな!」と怒られた。


・本編より2カ月ほど前の話。


・明空が煙草休憩しててくれたらものすごく話の流れがスムーズになったのだがこの時代に煙草はない。

 あったとしてもうために縁側に出たりしないだろ屋内で堂々と喫うだろ。

 それ以前に用事があって呼びつけられた役人が仕事中に休憩するな。


・夜明けで日付変更で良心が全回復した直後なので

「今日は結構陰陽師に親切にしたな」

 などと思っているやつが一人。


●檻

・先にあとがき出すのかよ。


・恐らく平安時代における陰陽師の役割は、フラグ管理。

「黒猫が前を横切るやつ、靴紐が切れるやつ、家族写真の額が割れるやつ、帰ってきたら結婚するんだ、死亡フラグですよ絶対そうです物忌みしてまじないを受けてください」

 果たして現代人は平安人を笑えるほど進化したのか。


・平安時代にそんなおまじないはねーよ江戸時代発祥だよ、と思いつつ。

 平安時代の市にそんな立ち食いイートインスペースなんかあるのかよ、と思いつつ。


・立花美樹大激怒仏教概念「放生」

 今では法律で禁止されている「目白の鳴き合わせ」と合わせ技で更に倍。

 この時代に目白飼う風習があったかは微妙だがあって悪いということもあるまい。


・これ預流ちゃん視点だとただの導入イベントで三分の一くらいのボリュームで終わって途中で暴れ馬を取り押さえるイベントが起きたりしてゴブリン退治クエスト始まったりすると思う。

「開始:小鬼を殺す者」

 やっぱり君ら、テンポが噛み合わんな。

 それはそうとゴブリン退治クエスト見たいな、陰陽師の仕事だろ鬼退治。

「いやあの、まじないは授けるけど自分で行くのはちょっと」

 って渋ってたら滝口の武士貸されてのっぴきならなくなるじゃん?

 武力ついてきたら近衛中将もついて来るじゃん?

 中将が危険なとこに出てくるわけないから「あっこれ茶番だ」って気づくじゃん?

 これがシナリオメイクだ。


・この話のメインキャラ、皆、因習根深い平安人と思えないほど現代的だが、預流ちゃんのそれは恵まれてフリーダムに生きているがゆえの世間知らずの側面がある。


・ヤッスーよ。君は簡単だと思っているだろうがレイプ(未遂)被害者の預流ちゃんは後ろから抱きすくめられた場合、カメ止めの「ポン!」で脱出するし正面からだと密教タクティカルペンかまえて

「おうやるなら殺す気でかかってこいやぁー! こっちは法難覚悟じゃー!」

 とか言い出して百年の恋も冷めるから臆病なくらいの方が長持ちするぞ、その恋は!

 下手に出て拝み倒して膝枕辺りから外堀を埋めた方が何かじわじわなし崩しの茹でガエル状況に持っていけそうだぞ!

 ……無理に押し倒そうとしたら殺し合いになるけどちょっと泣き真似でもしたらものすごく簡単に膝枕してくれそうだな……

 友情のハグくらいまでなら説得スキルで何とかなるのでは?

 親戚を納得させるために婚約者のフリをしてくれくらいまで頼んでイケるのでは?

 てか本編そんな感じでは?

 チョロい……

 硯用の小さい水差しを袖に仕込んで嘘泣きするテクニックとかあるらしいぞ。

 でも平安人、烏帽子や冠取ってもとどり晒すのが全裸になるのに等しいから「頭を撫でてもらう」が封印されているな……

 君にこそ必要なイベントなのにな……


●葵

・果たしてこれはアップロードされるのかな!

 続刊があったら恐らく3巻に収録される話なので、これがネットにアップされたらそこで五位鷺の物語は終わりだ!

 2巻ですらないのか!?

 男に道を踏み外させるもう1人の平安ファムファタル。

 さあどっちの手持ちのポケモンが強いか、勝負だ!


□作業用BGM

・Flowerwall(米津玄師)

・ホラ吹き猫野郎(米津玄師)

・百鬼夜行(米津玄師)

・午後のパレード(スガシカオ)

・はじまりの日feat. Mummy-D(スガシカオ、Mummy-D)

・桜流し(宇多田ヒカル)

・火炎(女王蜂)

・レッツゴー!陰陽師(矢部野彦麿&琴姫With坊主ダンサーズ)

・往来 All right!(「俺の屍を越えてゆけ」コンプリート・サウンドトラック)

・美しき琴の調べ(かぐや姫の物語サウンドトラック)

・高貴なお方の狂騒曲(かぐや姫の物語サウンドトラック)

・天人の音楽Ⅰ、Ⅱ(かぐや姫の物語サウンドトラック)

・天女の歌(かぐや姫の物語サウンドトラック)

・平清盛テーマ曲(大河ドラマサウンドトラック)

・それから(爆風スランプ)


 ともすればスガシカオに傾きがちなこるものさんの男キャラの中で堂々の米津玄師系男子。

 雀も米津玄師系だっけ。

 Flowerwall=大内裏を囲む宮城垣きゅうじょうがき

 源平合戦で全部焼ける。その前にも失火で何回か焼けてる。

 灯りが切れるのは=灯台の芯が燃えつきる時間。

 芯の切り方で明るさ、燃えつきるまでの時間を調整する。

 ヤッスーイメソン。

 この話が美しくまとまってるのこれがラブソングなおかげだと思う。


 ホラ吹き猫野郎、百鬼夜行、午後パレ、はじまりの日。

 躁状態なので全般的に明るく。


 なのに桜流しで暗くなる。

 初瀬少将と明空のイメソン。

 五百メートル地下に埋設された裏設定が表に出ていた頃のイメソンだ。

「平安京のネクロマンサー」があれだけ下方修正入ってるのでこいつもギャグキャラでメッチャ上から塗り潰してる。

 何で飛鳥で死んでないのか不思議。

 厄がないわけないよこの中でいつでもガチの笑顔振りまいてるの賢木中将と兄宮さまだけだよ。

 それはそれで。


 火炎、魔法戦用BGM。

 早朝からゲラを見ていると丁度魔法戦に入ったところで力尽きるので、朝イチで麻黄とカフェインキメキメでアゲテンのうちにこれをかけて勢いで魔法戦を校閲するということをしていた。


 そしてこれは外せないレッツゴー!陰陽師。

「平安京のネクロマンサー」を封印するため2稿から導入。

 iTuneで売ってるのか疑問だったが売ってた。

 ニコ動のモノノ怪パロでばっか見てたのでオリジナルちゃんと聞いたのこれが初めてだったりする。

 何年前の話だ。

 この曲に櫻井孝宏の合いの手が入る動画があって。

 てかヨシ兄と陰陽寮の愉快な仲間たちのイメソンだよな。

 何で賢木中将にイメソンないのにネームドモブにイメソンあんだよ。

 じゃあヨシ兄は櫻井孝宏でヤッスーは神谷浩史なのかよ。

 そんな声のいいモブがいてたまるか。

 賢木中将は2巻で『火炎』かけて出てくるんだよ。


 この後全部、平安京の雰囲気作り。

 実は平安時代、『俺の屍を越えてゆけ』。

 やっぱ清盛ですよ。為朝ガンダムが五人張りの弓を引いて一本の矢で武者二人を瞬殺。

 平安王朝文学といえば爆風スランプ。

 NHK教育に『まんがで読む古典』という番組があったんですよ。

 伊勢物語と更科物語が面白かった。

 十年も二十年も、どころか三十年くらい経ってない、あれ……?

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