第16話 事務所へ

牧場についた。

参加者で、集合写真を撮影する。

まあ、これはお約束だな。


しばらくは、自由時間だ。

1時間程して、待ち合わせの場所に集合する。

さて、どしようか?


「さっ、冬樹くん行くよ」

「どこへ?」

「おじさんと、おばさんに、君を紹介するから」

「どうして?」

「言ったでしょ、ここの牧場は・・・」

いえ、それは覚えています。


「どうして、僕を紹介するの?」

美雪さんは、笑う。

「君の会いたがっているから」

何を話したんだ?

この人は・・・


まあ、いい事はななしていないだろう。

時間があるので、承諾した。


「ここだよ」

牧場の事務所に連れて行かれる。


「おじさん、おばさん、こんにちは、美雪です」

「おお、美雪ちゃん入りなさい」

美雪さんは、ドアを開ける。


「さっ、冬樹くん」

「えっ、でも・・・」

「ここまで来て、しのごの言わないの」

「だから・・・」

手を掴まれ、引きづり込まれた。


そこには、美雪さんのおじさんとおばさんの他に、

あの声優さんがふたり、そして、スタッフの方がいた。


そして、笑顔で出迎えてくれた。

それが、逆に怖かった。



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