第12話 出発直前
駐車場に着く。
既に、たくさんの人が集まっている。
そのなかの、殆どはグループで、応募したようだ。
おそらく、声優さんとも顔なじみなんだろうな・・・
でも、1人の人もいる。
僕は、美雪さんと2人だが・・・
案内され、バスに乗り込む。
「冬樹くん、はい酔い止め」
「ありがと」
「はい、水」
「ありがと」
「私もと・・・」
酔い止めの薬を飲んだ。
「美雪さん」
「何?」
「牧場まではどのくらい?」
「渋滞していなければ、2時間ってところだよ」
「了解、ついたら起こして」
「寝てられないよ。うるさくなるから」
「えっ」
何の事かわからなかった。
「美雪さんは、声優さんとは顔なじみなの?」
「何度か会ったことはあるけど、なじみまではいかないかな・・・」
「そう・・・」
でも、なんでうるさくなるとわかるんだ?
メイン?の声優さんが、乗り込んできた。
女性のふたりか・・・
どうやら、ひとりは新人さんなのか・・・
人見知りが激しいようだ・・・
もうひとりに、頼り切っている。
でも、仲は良さそうだ。
何でもそうだが、仕事ではライバルでも、プライベートでは仲良しでいたい。
さてと、やはり寝よう・・・
でも、その安眠は、すぐに奪われることとなる。
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