革命


おれたちは革命を起こす

口癖は

「やだね」

首を激しくぶるんぶるん横に振る

けして納得はしない

おれたちは頑張る

そこをどけ

兵隊に命令される

「やだね」

季節は移ろいおれの味方の半数以上は腐ったパンを貰って大満足

おれはそいつらを二等辺三角形になるまで叩きのめしてやった

もう二度とおれの視界に姿を現すな

屑が

そう伝えて残された人数をかぞえてみた

おれがひとりぼっち

革命に飽きた

これからは国家に服従して生きることを決めた

おれは試しに腐ったパンを頬張ってみた

「意外とうめえな!」

新鮮な驚きがあった

パンと舌とのセックス!

そう言い切っても良かった

さすがは政府が開発しただけのことはある

ハーモニーが半端ではない


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る