おれのほにゃらら
おれのほにゃららが奪われた
おれのほにゃららがさ
なんてことだ
おれはそう思った
そのあとこうも思った
まあいっか
おれのほにゃらら
そいつは何かを壊したようだった
そしてそれはかけがえのない物らしかった
だから責任を取っておれのほにゃららを殺そうという結論が出たのだ
ちょっと待てよ
だがおれの意見なんてもう関係無かった
おれのほにゃららが死ななければ事態は収束しなかった
あっという間に処刑されてしまった
おれはそれを傍観していた
居心地の良い椅子に座りながら
おれのほにゃららが処刑されるのをただじっと見つめていた
(ごめんね………)
かつてはおれと一体化すらしていたほにゃらら
でも今はもうこの宇宙空間の何処を探して見当たりはしない
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