あとがき
あとがき(本編後のネタバレ含みます&アリッサを追記)
芹澤です。この度は拙作「美少女モデルのAliceは今日も片想い」をご覧いただきありがとうございました。https://kakuyomu.jp/works/1177354054888429940
「飛ぶ鳥跡を濁さず」という通りパパッと次に切り替えればいいのですが作者の趣味によりどうしても「あとがき」を書きたくなりました。
時間のある方はどうぞお付き合いください。
【作品の経緯】
この作品を書きはじめたのは昨年の秋ごろのことです。
某投稿サイト「エ○○スタ」にてキャラクター小説を募集しているのを見つけ、せっかくなので何か応募したいと考えた際にパッと浮かんだのが「気弱な少年」と「強気な少女」でした。
具体的には「だれもが羨む美貌をもつちょっと勝ち気(ヤンキー)な少女がメガネをかけた地味な同級生にぐいぐい迫る。壁ドンや放課後の待ち伏せなんかしちゃう」というストーリー。ちなみに当初は「異性に迫られるあまり恐怖を感じた少年は呪われた血により黒猫になってしまう!」という、どこかで聞いたような内容を考えていたのですが却下しました。
次に考えたのが少女が少年に迫る理由でした。
一目ぼれ、というだけでは説得力が乏しいと悶々としていたところ「子役」というアイデアが浮かびました。
・理由があってわざと地味にしている元子役。
・相手の少女はドラマ出演中の彼に一目ぼれした現役モデル。
「これだ!」と思いましたね。この設定ならすべてに説明がつくと有頂天になり、プロットも作らずに夢中で書きました。
ふだんの自分であれば事あるごとに壁にぶち当たって悩むのに、なぜかこの作品は最初から最後までの展望がすべて頭の中に入っていて、あとは多少アレンジしながらパソコンに打ちこむで良かったのです。
一か月半ほどかけて完成したのがご存知のお話です(投稿時は第一部のみ)。
自信をもって投稿しましたが賞には落ちました。あはは。
その後「もっと多くの人に見てもらいたい」とカクヨムにも転載するようになりました。当時はPVが二桁いけばマシな方という目立たない作者だったのに、どこかで本作が紹介されたらしく、バグかと思うほどPVとフォロワーさまがついて驚きました。
お陰さまで今に至るまでたくさんの反応をいただき、またこのあとがきまで見てくださり、感謝してもしたりません。
――ここまでが私の話です。主要なキャラの裏話も少ししますね。
【各キャラの裏話】
・黒瀬凪人
主人公です。ダテ眼鏡をかけていますが後半は作者がメガネの存在自体ほぼ忘れているため描写がありません。子役をしていたくらいなので顔はそれなりに○、記憶力も○、どんな役でも演じられる才能があります。周りの顔色を窺うタイプ。「ジ」を「ヅ」っぽく書く癖があります。
元々目立ちたいタイプではないので芸能界そのものには興味がありません。将来の夢は店を継ぐこと(可もなく不可もなく)
ちなみに「心因性嘔吐」は主に子どもの症状なので高校生の凪人に起きるのはちょっとおかしいのですが医学的に詳しい方がいましたら教えてください。
・兎ノ原アリス
ヒロインです。ターコイズの瞳にミルクティー色の髪をもつ現役モデルでかつクォーターという設定モリモリの美少女ですが凪人にぞっこんです。小山内レイジの大ファンなので凪人がレイジだと知って再度サインを書いてもらったと思います。
奔放に見えて長女なので意外としっかり(ちゃっかり)しています。妹のアリッサを俳優としてライバル視しつつも内心は可愛くて仕方ない、けれど凪人だけは渡さないぞーという複雑なお気持ち。成績はいいらしいです。
・福沢七海
別サイトではアリスより人気があった彼女。当初は同級生のひとりとして一回きりの登場で終わるはずでしたが「意外と使えるかも」と方針転換して異例の出世を遂げました。
真面目な学級委員長ですが自ら告白したりキスするなど積極的な一面も。
凪人に好意を寄せた具体的な理由があったわけではなく「なんとなーく好きかも」だったので、国見に告白された現在でもまだなんとなーく未練があります。
愛斗とくっつけてもいいかなーとも思いましたが国見くんが登場しましたのでね、はい。いつか彼女が主役のお話も書きたいところ。
作中には書いてないですがヘアピンかヘアバンドしていると思います。
・黒瀬桃子
慈愛に満ちた最強のお母さんです。四十近いですがとにかくすべてが可愛い人。でも怒ると怖いです。お酒大好きな笑い上戸です。
・斉藤マナト(鯨井愛斗)
この方も福沢さん同様大出世した人です。当初は話を進めるための脇役だったのですが彼が芸能界との懸け橋になってくれたお陰で随分とスマートに進みました。
年上が好きで桃子さんのことが少し気になっています。
なお作者の脳内イメージは千葉○大さん。テレビでお見かけした瞬間に「愛斗だ!」と思いました(個人的なイメージです)。
・来島怜史
第二部を執筆するにあたり悪い奴を出したかったのです、口が悪くて態度も悪いけどいい奴を。そして思いついたのが彼でした。徐々に毒気を抜かれていくツンデレタイプですね。
当初想定していたラストでは黒瀬家に同居させるつもりだったので誕生日が早い(凪人は一月生まれ、来島は三月生まれ)凪人を「
名前は作者の知り合いに「怜史」と書いて「さとし」と読む方がいたので拝借しました。レイジとミスリードできますし字面も格好いい(気がする)。
・榛葉
ボスです。ありとあらゆるヘイトを引き受けてくれる最強のボスです。
愛斗をスカウトし、長らくマネージャーを務めていた人物です。自分の事務所を興す目的があり、桃子の旧姓や凪人の亡き父のことも知っています。
脳内イメージは小説「サクラダリセット」の浦地さん(アニメ)です。
・小山内レイジ
凪人と来島の芸名ですね。当初は小山内エイジでした。
言うまでもなく名探偵○ナンをモチーフにしていますが、キャラのイメージは子役時代の神木○之介さんです。
【追記】
・アリッサ・シモン
妹。妹ですよ妹。堂々の妹です(意味不明)
ぼーっとしているけどアリスと同じくらい美人でかつ背が高くて巨胸でしかも世界的な俳優。パパをマネージャーに世界中を飛び回っています。基本は引きこもり。
普段はフードつきのパーカーをだらっと着て(肩甲骨がチラ見)萌え袖とかやってると思います。
凪人がレイジだと瞬時に見抜く洞察力、ポテトにつられる単純さ、凪人をちゃっかりデートに連れ出す要領の良さを兼ね備えているパーフェクトな妹です。
【今後の予定】
・11月末カクヨムコン※への応募
・番外編の追加
①凪人の誕生日(1/31)前後に起きたイチャコラ
②アリッサの夏休み etc…
※カクヨムコンは「ラブコメ」か「キャラクター文芸」になると思いますが本作がどちらかで受賞できるかと言うと若干の不安もあります。書籍化の道は遠いですね。
今後ともがんばりますので応援よろしくお願いいたします。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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