レベルアップその1
朝起きて俺は昨日のことを振り返った。
色々あって濃い1日だったなぁ。
そんなことを思っているとふと昨日のスーの言っていたことを思い出した。
俺とスーは"一心同体"。もしかしたらと思い俺は自分のステータスを見た。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
名前 アレン 5歳 Lv2
種族 人間
体力 120
攻撃力 20
防御力 100
敏捷性 280
魔力 5
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おぉ!やっぱりLvあがってる!!
しかも能力値めちゃくちゃあがってる!!
まぁ、攻撃力と魔力以外だけど。」
今までこんな上がり方したことなかったな。
俺は今までバランスよく上がるステータスだったが上がり幅が少なかった。が、今世のステータスは偏った上がり方をしているが、上がり幅は過去最高だ。勇者アーサー並みか、それ以上かもしれない。まだ、Lvが1つ上がっただけだからわからないが。
そして俺は今日も母さんには内緒で森に来ていた。
「スー。今日も油断せずに張り切って行くぞ!」
『スーー!』
今日はもっと森の深くまで行くつもりだ。
深くに行けばLvの高い魔物も出てくるからな。まぁFランクの森だし高くても10Lvとかかなぁ。
森を歩いていると野生のスライムに遭遇した。3体いる。
そして何故かまた、スライムが俺に敵意むき出しでかかってくる。
いや、本当に何でだ?
今回は避ける事なかった。スーが3体いっぺんに吸収したからだ。これでまたスーのステータスは上がる。
まったく羨ましいぜ。
その後ゴブリンが2体出てきた。今回は俺がゴブリンを倒す事にした。
「ギッ!?」「ギャ!?」
ボキッバキッ
俺はゴブリンに遭遇してすぐに全力でゴブリンの背後に回り首をへし折った。
本当は剣があればいいんだが。
このやり方はできればしたくはないが、生憎武器は持ってないのでしょうがない。
ゴブリン2体分の魔石はスーにあげた。
その後もスライムやゴブリンは出てくるが他の魔物はまだ見ていない。スーの能力値は上がるからいいが俺はLvアップしなければ上がらないので早く強い魔物が出てきてほしいものだ。
そんなことを考えていると、茂みから1体のレッサーウルフが出てきた。
「グルルッ!ワゥ!!」
俺の目の前にいるレッサーウルフはLv3だった。
よし!レッサーウルフだ!!ウルフ系の魔物は仲間を呼ぶ習性があるから普通は呼ばれる前に倒すが、俺は早くLvアップしたいので呼ばせる事にした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます