第4話靴下


ドンドンと扉が叩かれた。深夜である。零時過ぎているこんな時間に、訪ねてくる仲間など今の僕にはいなかった。

不登校であったからだ。 それは、単なる行きたくないのではない。行けばイジメにあうからだ。

どれ程親が、先生に抗議しにいったが、

「そのような事は、ございません」

言われるのは、決まっていた。

親が寝ている間が、自分の世界であった。ゲームやネットをやっていた。

扉の叩く音が止むと

「もしもし、義昌さんはいますかね?あなたが、今の現状を打破するために、あなたに差し上げる物があります。」

すると、ポストの中に何かを入れて、「これは、あなたを幸せにしてあげれるでしょう。

ただし、注意事項は読んでいただけねば、いけません。必ずですよ」

すると、声が消えポストに近づき中身を見ると、封筒がありその中からは、靴下と紙が入っていた。

気味が悪いとは、全くなく。次の日には靴下を履いていた。

説明文には、靴下の効果は、自分と変わりたい相手を念じると、その人物に変身する、相手も自分になるが、その者は記憶まで、僕(義昌)になるので1日義昌としていきるのだ。

注意事項は、けして変身した者に触れてはいけないとのこと、ラストが掠れて読めない。

その日から、義昌からイジメっ子に変身した。何度となく、自分がイジメられてるのを見るのは不思議な感覚であった。

だが、周りのイジメの酷さに、自分は僕を助けた。体に触れてしまった。

電話の着信がジリジリとなると、何故か出てしまった。

「あなたに、約束破りましたね。これから不幸が起こるのは、あなたの責任です」

電話が切れた(おい、義昌今までのことは、お前の仕業か?)

今まで僕でいた彼は、自分に戻り。自分がさせれたことを何もかもわかっっているようで、自分の頬にグーパンチが跳んできた。

気づくと病院のベッドの上であった、

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