午前二時半…私は時々その頃に起きてしまうことがあります。そんな時、思い出して読み返したくなる。そんな作品に、出会いました。
正直読むのも一瞬ためらいました。けれども、そこに書かれていたのはピュアな恋愛です。実は作品自体に対する嫉妬でレビューも書こうかどうしようかと悩みました。けれども。わたし自身こういう恋愛を小説にしてみたいというのが今の本音です。美しい作品だと思います。
青春は失ってからその美しさに気がつくのだ。不器用で、距離感が掴めず、時に失敗を繰り返す。失うゆえにそれはちょっぴりの切なさとともに輝き続けるのだろう。綺麗な短編。