人口推計の怪
余談として前回の継体天皇の件についてですが、在位の引き延ばし方が想像通りだった場合、継体天皇の前の数代の天皇についてエグい方向での妄想が捗ります。そのままでは少々不謹慎ですので天皇じゃなく架空の王とします。
物心付く前に次々と謀殺される王と王族。やっと見つけてきた最後に残された王族男子である10歳の王から子種を授かる女達。そしてやっと生まれた一粒種も物心付く前にやっぱり謀殺されてしまうのだった。
こんなところにも小説にできそうなネタが転がっている訳です。
更にネタを続けるなら、最後に謀殺されたと思った王は家臣の手で生きながらえており……。
何だか現在アニメ放送中の某小説みたいになりそうなのでここまで。
本題に戻って古代の人口統計ですが、不可解です。
「郷数の推測値」×「郷当たりの戸数推測値」×「戸数当たりの口数推測値」
これで求められているようです。
郷数には江戸時代なり奈良時代なりの統計値を使うようですが、結局は推測値です。
「何となくだけど●●●万人かな?」と変わりません。
もうちょっと科学的になって欲しいところです。
天敵が居ない生物の場合、食糧消費量が食糧産出量に張り付くまで個体数が増加する、と仮定した推測値ならもっと科学的、数学的に求められるのではないでしょうか。
人数を横軸とした場合、食糧消費量は人数に対して一次関数になり、産出量は少人数であれば傾いたS字のようになると思われ、S字が一次関数の上に出る範囲が村一つの人口の範囲と予想できます。
大人数の場合は産出量が徐々に効率悪くなるような曲線、傾いたC字のイメージでしょうか。
耕作が主なら耕作技術で効率が変わりますから、それも加味したグラフを耕作可能面積まで積み重ねたら推計人口が求まるのではないでしょうか。
だけど言われそうですね。
「素人に言われなくとも判っとるわい!」
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