ファンタジーでありつつどこか現代を思わせる独特な世界観。そしてファンタジーの世界で起きる異物混入事件とそれをきっかけとしたヒカリの冒険の物語。ファンタジー要素のあるミステリー
雨が降り続ける「雨の街」とその貿易相手である「風の色」。異物混入事件の真相はなんなのか。ヒカリの正体は何なのか。どうしてヒカリは自ら異物混入事件を引き起こすことになったのか。
ヒカリのしたことはそう簡単に許されることではない。けれど、少なくとも真相を知った後のヒカリの選択は、正しかったと思う。
出来れば全ての結末を知った後にもう一度最初から読み直してほしい。きっと、最初に読んだ時とは違う感想を抱くはずです。