第2話 佐久間 和樹の白(日常)


俺は、白欧高校に転校してきた

理由はいたって簡単、親と俺の問題だ


そして、彼と出会った

最初はただのクラスメイトだと思っていた

まだ、その時までは


「なぁ、桐青。知ってるか?東京23傑って」

俺が聞いた質問は翔には分らなかったようだ

「いや、知らないけど。なんなんだ?」


この時、何か理由をつけて断るべきだった


「ああ、東京都は23区じゃん、昔一区ずつに組織があったんだ。でも、今は、な……六つの組織しかないんだよ」

俺の言葉に納得したのかそのまま話が進んだ

「なんか、聞いた事ある。でも、どうして今は6つしかないんだ?」

確かに俺の話を聞けば、その矛盾点に行くだろう


「東京邪急暴動」


俺は一つの単語を口から発した

翔は「?」と言う顔をしている


「東京でいきなり暴動があったんだよ、ニュースにもなったよ。知らない?」

そう、あれはこの平成に起きた大事件だった

「そういえば、聞いた事あるかも。でも、それがいきなりどうしたの?」

「なぜだろうな、たぶん今日の事業でこの日本には白き人々と黒き者がいるって社会教師が言っていたからだと思う」

納得してくれたようで昼めしの話をしてきた


「お前はこっちには何があっても巻き込まねーよ」

俺の初めての友達だから……


翔と昼飯を屋上で食べ、教室に戻ろうとしたとき不意に

刹那、「佐久間くん、佐久間くん時間いい?」


女子か……でも、今のはまさかいるのかここにも

「うん、いいよ。ごめん翔先行ってて」

「OK、じゃ頑張れよ」

誰もいない。俺たち二人しかいないこの屋上で

「佐久間くん。いや、ブラックデビルと呼ぶべきかな?さく―まくん」

な!なんで、それを……まさか、こいつがそうなのか


「君は、誰だい?Who are you?」

俺は聞く、俺の聞く

「やっぱり、そうなんですね」

まぁ、別に知られてもいい。

今は、まぁ君も本物だとわかったからいいか

黒き者たちは英語を使う


「で、なんだい?それと、君は誰だい?」

そして、また聞く。これは、興味本位じゃない。

これは、索敵だ


「私?私は本間 凛で~す。所属は、暁の鬼で~す」

本間……凛?聞いた事ないな。

でも、暁の鬼は知ってる。だけど、暁の鬼は3年前にたしか……


「でも、暁の鬼は壊滅しました~」

確かに壊滅は確かにした。

なんでそんなに笑顔なんだ?


「えーと、どうせ。なんで、そんなに笑顔なん?とか思ってんでしょ。まぁ、今日はあいさつ程度だからね。バイバイ~」

嵐のような人だった


この学校には、もっといるのだろうか

だけど、それは神のみぞ知ることか

神がいたのならの話だが















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