15 昔の事より今なのか…
さて、取り敢えず二人を待っていたら何時まで待っても動きそうにたいから、半ば無理やり連れ立って丸焼き亭の前に来た。
一件、普通の定食屋に見えるが店の前まで来ると鳥の焼けた良い匂いが店の中から漂って来る。
「じゃ、入ろうか…」
俺は軽く後ろを振り返りながら二人に促す様に言うわ 、相変わらず二人は対照的だ。
未だにブツブツと言っているルルに満面の笑みを浮かべているルナ、ルルよ…今度は行くときは串焼き亭に行くから良いだろ?機嫌を治せ…。
「いらっしゃいませ~」
中からは景気の良い給仕の女の子の声が聞こえるが何処にいるのか分からない程に店内は人で一杯だった。
お薦めなだけはある、人気店の様だ。
ちょうど近くに空いていた四人掛けのテーブルがあったので、早速座ると店の奥からテコテコと小さな女の子が歩いてくる。
「いらっしゃいませ、ご注文は?」
小柄だ、しかし子供では無い、女性のドワーフだ。
んぅ?ルル…何故、目を逸らす?
「あら?珍しい…あんたが、私の店に来るなんて…どう言った事かしら…しかも男連れとは…とうとう結婚する気になったのかい?」
んぅ???ルルの知り合いか…いや、良く見ると似ている…姉妹?
「うるさいんよ…母さん…イズルはんは、そう言う人や無い…今日はたまたまお付き合いで来ただけや…ルナだっているやろ?分かって言うんや無いわっ」
おぅ!お母さんだって!
俺はルナの方を見ると下を向いて笑いを堪えながらも時折クスクスと笑い声が聞こえて肩を震わすルナがいた、どうやら知っていたようだが…お薦めの美味しい店には間違いは無さそうだ…。
成る程、ルルが絶望した顔を見せるのも頷ける…母親が居てはね…。
「おや、そうなのかい?ルナちゃんも久し振りだね、元気だったかい?こっちの男性は…お初だね?あたしはルルの母親のルカって言うんだ、よろしくな!」
女性でもドワーフのせいか、それとも店を切り盛りしているからか元気な女性だ、ルルも母親の前ではイマイチ素直になれたいかな?
「あぁ~何か、悪いことしたかな?あっ、紹介が遅れました、俺は今度はこの街でポーション屋を開く事にしたイズルと言います…よろしくお願いします。」
俺は取り敢えずルルが見た後に自己紹介をする。
この二人とは長い付き合いになりそうだし、その親なら仲良くしておかないとな。
「はははっ そんなに固くならなくても良いよ!けどポーション屋とは珍しい?とうとう、この街でもポーションが売られる様になるのか…助かるね、うちも食材を取りに行く時にたまに怪我するから万が一用に欲しかったんだよ、何時開店だい?」
ルルの母親にしては気さくな物言いの人だ、だが見ていれば分かる、この人も随分と苦労したんだろうな。
「あぁ、二週間後位かな?今、店を作っている所だから、それまでの間はギルドで仕事の受注を受けながら宿屋でポーションを作り貯めるさ…良かったら幾つか分けるから言ってくれ」
ルルの母親…ルカに俺がそう言うと、ルカが満面の笑みを見せる。
「おや、露店じゃ無くて、いきなり店を持つのか、大したもんだ…なら、近いうちに頼みに行くよ。ルルに言えば大丈夫かい?」
ルカの俺を見る目が少し変わる、最初の人を見る目から男を品定めする目に…娘の態度を見れば好意を持っているのは誰にでも分かる…だから最初は人となりを見てたのだろう。
その後に男を見る目に変わりながらもルルを引き合いに出すと言うことは一応は認められたらしい。
「えぇ、ルルさんに頼んで貰えれば構いませんよ。まぁ、設備が小さいから沢山は作れませんけど…」
俺も笑みを見せながら気付かないフリをしつつ話を進めるが、どうやら気付かれているらしい。
此が歳の違いか?経験者には勝てないな。
その後は軽く話をして注文を取って忙しい仕事に帰っていく。
程無くして注文した物が来る。
「成る程な、此は豪快な…美味しそうだ」
俺はテーブルの上に置かれた鶏より二周り小さい鳥の丸焼きを見て感想を述べる。
この世界じゃ胡椒は定番の貴重品。
醤油何てのは無いから、味付けは塩かハーブソルト、自家製フルーツソース等になる。
勿論、塩は海水塩では無く岩塩だ。
っで、俺が頼んだ物はシンプルに塩だ。
ルナはハーブソルトでルルはフルーツソースだ。
丸焼きと言うのだから豪快に丸かじりが定番の食べ方らしいので俺達は一緒に頼んだエールで乾杯をしながら丸焼きから足を引きちぎり一齧り、香ばしい香りにパリッと焼いた表面を鳥本体から引きちぎった場所から溢れ出る肉汁がうけざらに溜まっていく、生唾を飲み込む程に旨そうで足に齧り付けば同じ様にパリッと音を立てて皮が割れ弾けると中には柔らかな肉と溢れんばかりの肉汁がジワリと染みでて口一杯に広がる。
味付けはシンプルな塩だけなのにも関わらず絶妙な塩加減が鳥の味を最大限に引き出している。
「うっ!旨い! 此は、今まで食べていた鳥肉が鳥肉では無いかの様な味だ!」
思わず広がる濃厚な味わいと肉汁、皮のパリパリ加減に思わず割れを忘れて食べてしまう。
考えて見れば、この世界に来てまともな食事なんて今日が初めてなんじゃ無いのか?
備え付けに付いているレタスの様な野菜(後で聞いたらレーターと言う野菜だそうだ)を途中で何度も食べながら口の中をリフレッシュする。
締めに味を変える為の柑橘(レーモーと言うレモンの様な物だ)が付いていたので絞って振り掛ける。
元の世界でも意見の分かれるレモンを掛けるか掛けないかの話だが、俺は掛ける派だ。
そこそこの大きさはあった鳥肉があっという間に食べ終わる、後に残るのは骨だけになった鳥骨。
それを店内を歩き回っている飼育可能な魔物フォレスト・キャットに見せると走って食べに来る。
フォレスト・キャットは鳥骨を貰うと、その場で屈みバリバリと骨を食べていく。
元々、鳥骨だけなら1日100羽は簡単に食べるフォレスト・キャットだ。
この店で出る鳥骨100羽位ならペロリだろ。
仮に足りなくても捨てる手間等を考えたら与える餌は少なくて済むフォレスト・キャットを使う方が効率が良い。
「いや、本当に美味しかったな…お薦めなだけはあるよ。ルルさんのお父さんが作ってるんだよね?凄いな…」
俺は素直に驚き称賛するがルルは逆の様だ。
「ウチは…ウチは自慢にもならへん…お父さんもお母さんもウチの為に誇りを捨てたんや…本当ならお父さんもお母さんも一流の冒険者なのに、ウチを育てる為に冒険者としての地位を捨てやんや」
察知までの楽しそうな雰囲気から一転、暗く顔になるルル。
俺はこの世界の事を知らないから丁度良い話だったがルルやルナ達には良い話では無いらしい。
今から数百年前、世界のあらゆる負の感情が一つの意思となって世界を一つの生命を産み出した。
何故、その生物が産まれたかは分からない、理由も原因も分からない。
ただ突如として産まれた、その生命は破滅と破壊のみを考える最悪の魔物と化した。
《魔王》そう呼ばれる魔物の誕生だ。
世界はその時より、あらゆる種族を巻き込んだ戦乱の世になった。
戦う龍人族(ドラゴニュート)や鬼族、逃げ惑うエルフやドワーフ等、力の強弱によって様々な対応をしてはいたが魔王の対応はただ一つ、破壊と殺戮…ただ世界を滅ぼすだけだった。
一対全世界種族…それでも尚、世界は絶望的なまでに衰退を始めていた。
魔王は破滅と破壊、殺戮を繰り返す中で自我を持ち始めた。
自我を持ち始めた魔王は自らの配下となる
魔族の力は個々体によって様々で、世界は更なる混乱と衰退を加速させて行った。
そんな世界は終焉を迎えようとしていた中で、一つの希望が見えた。
一部の種族が手を組み、魔王、悪魔族に対抗する力を産み出そうと新たな魔法を作り出した、それが 《異世界召喚》。
此はこの世界の守護である 《地・水・火・風・光・闇》六つの属性を加護に異世界より力ある者を呼び出す呪文。
こうして、この世界に初の 《異世界勇者》が誕生した。
六つの属性加護を持つ異世界勇者は圧倒的な力で魔族を退け始めた。
その時の勇者を付き従い力を貸した者達が後の国王の先祖達らしい。
勇者と魔王の戦いは熾烈を極めた、あらゆる属性を加護に異世界からの知識と異世界を渡る時に得た能力をフルに使っても魔王とは互角。
この世界のあらゆる負の力は互いに決定打を持たず戦いを長引かせた。
勇者と魔王の戦いは、どちらかが傷付けば後退し傷を癒し、次の日にはまた戦う、そんな戦闘が数年に及んだある日、力の近郊を破る二つの力が勇者に舞い降りる。
一つは魔王が自我を持つのと同じく悪魔族達もまた自我を持ち、悪魔族が世界種族達と共に魔王、魔族と戦う者達が現れた事、もう一つは世界の意志の代行者とも呼べる六つの属性を力に持つ《エンシェント・ドラゴン》達が戦いに加わった事だ。
あまたの種族の思い、六つの属性の力と六つの属性龍の力を得た勇者は辛うじて魔王を倒した。
魔王が倒れる間際に言った言葉は後生の今にも残されているらしい。
『我はまた破れるのか!貴様ら種族が六つの力を持つ様に我もまた六つの地獄を統べる者…何れまた我は甦る!束の間の平和を過ごすが良い!』っと言い残し魔王は滅んだらしい。
「また破れる」と「六つの地獄を統べる者」ね…まさかね…。
取り敢えず魔王は滅び世界は救われた。
その時の勇者がどうなったかは何故か資料が残っていないらしい。
一説には元の世界に戻ったとも、一緒に戦った種族の中の誰かと連れ合いになりひっそり余生を過ごしたとも言われているが、本当の事は分からないらしい。
取り敢えず魔王は滅び、世界は救われた。
各種族は各々の村や街町、国の再建を始めたが問題は自我を持ち人々に味方をした悪魔族だ。
戦禍の中では問題無かったが落ち着けば話は別だ。
悪魔族側に戦う意思は無くても世界を蹂躙してきた事実は変わらないし、数的には最早、人類の方が多い。
怒りと憎しみのやり場は残った悪魔族に向けられた。
理不尽な虐待や暴行、悪魔族の中でも弱い女子供は奴隷の対象にすらなった。
それでも悪魔族側は耐えた、自分達の境遇を理解した上で甘んじて受け入れた。
しかし世界はそれを当たり前とし理不尽な扱いを加速させた。
復興を始め、貴族と呼ばれる者や富豪と呼ばれる者が出始めると悪魔族達の扱いは更に悪くなる。
肉体労働の道具、互いに殺し合いをさせる見世物、性的玩具など様々だ。
長年に渡り理不尽な扱いを受けた魔族も集まり街を作り密かに暮らしが出来る様になったのは、つい二百年位前かららしい。
時間が忘れさせた訳では無いが、人々の考えも変わったらしい。
今は一部の人達以外は悪魔族への嫌悪感は無いらしいが、その一部が昨日の様な連中の様だ。
成る程、ルナ達への好意と嫌悪感は此のせいだったか。
そしてルルの母親は一流の冒険者として旅をしていた時に悪魔族の父親にあったらしい。
山奥で足を滑らせ大怪我をしたルカを助け看病した所からルカは悪魔族であるルルの父親に恋をしたのだとか。
後は想像通り山奥でひっそり暮らしていたのだが、当時まだ悪魔族への遺恨を残す者達がルルの父親を見つけ殺害、帰りが遅い父親を探しにルカが見つけた時にはもう生きてはいなかった。
今から百年ほど前の話だ。
んぅ?ルルよ…君は100歳か?いやいや、女性に歳を聞くのはご法度だ…取り敢えず合法ロリは確認できた。
話は戻ろう、まだ子供だったルルを連れて山小屋に戻ったルカの前に父親を殺した冒険者の一行がいた。
冒険者達はルカと子供のルルを見て下卑た笑いと共に条件を出した。
ハーフとは言え悪魔族の血を引くルルを今回は見逃す代わりにルカに自分達の相手をしろと、反吐の出る話だが当時は良くあった話らしい。
勿論、約束を守られる事は少なかったが選択肢の無いルカが諦め頷いた時に現れたのが今の父親だ。
ドワーフでありながら一流の冒険者である父親が暴挙にでた冒険者達を半殺しにしてルカとルルを守った。
本人曰く一目惚れだそうだ。
だが、当時はまだ悪魔族への嫌悪感情が強い世の中。
彼への風当たりも強くなり、二人は逃げる様にこの街に来て結婚、冒険者を止めて今の丸焼き亭を作ったんだとか。
ルル曰く、自分の為に二人の両親は冒険者を止めることに、特に将来有望だった父親は時折斧を持っては哀愁を漂わせているとか。
そんな話をしているルルを見て軽く溜め息を付く。
何時の世も、どの世界も理不尽は付き物だ、だが、やはり俺はまだ甘いらしい…ルル達の事を何も分かってないし、この世界の事を分かっていない…恐らくは二人共に俺より遥かに歳上だろうが見た目や考え方、何より心はまだまだ女の子だ…守ってやらないとダメ何だろうな。
そう思いながら落ち込んだ顔をしているルルの頭を撫でてやる。
いきなり俺が頭を撫でたせいかビックリした顔で俺の方を見るルル。
「話辛い事を聞いたな、悪かった…けどな、多分だけどルルの親父さんは後悔はしてないと思うぞ?一流と呼ばれる冒険者が後悔する位なら止める事はしない筈さ、冒険者をやるよりも大切な者を見付けたからこそ今日まで二人の側にいたんだろ?それとも、親父さんはルルさんに冷たかったか?」
俺は出来る限り優しく笑い掛けなが話をする、落ち込むルル、後悔と後ろめたさを感じているのはルルだろう。
だが母親しか見ていないが恐らくルルは二人の愛情を一心に受けている筈だ。
「お父さんは優しかったんや…何時もウチの事を大切に…だから…だから…」
ヒクヒクと泣き始めるルル、ルルもまた二人を愛している、この家族は互いを思いやり過ぎるんだろうな。
「ほら、泣いていたら可愛い顔が台無しになるぞ?顔を拭いて…俺は笑っているルルさんが好きだな…」
俺の何気無い言葉には何故か周りがざわめいた、勿論、横にいるルナも…何だ?
って言うか、俺の背後に誰かいる…悪寒と寒気しかしない上に影が出来ている…
デカイ…しかも気配なく背後に…強い…何より明確な殺気…だが、何故だ…勝てる気が全くしない…あのダーク・エンペラードラゴン相手でもこんな事にはならなかったぞ?
俺は冷や汗と背中に流れる冷たい汗を感じつつ身動きが取れなくなっていた…そして不意に両肩に掴まれた訳でも無いのに圧力を感じる手が乗せられる…。
「娘が懇意にしているらしい男が来たって聞いたから様子を見がてら挨拶しようかと思って来てみれば、まさか目の前で口説いているとは思わなかったぞ…兄ちゃん…覚悟は出来てるんだろうな?」
何だ!この地獄の底から響く様な声は…俺は一体、何を敵に回した…ダメだ…体が逃げろと言っているのに動かない…俺は…此処で…
「お、お父さん!何してるんや!手を離しいや!」
横にいるルルが叫ぶと同時に横に置いてあった斧を手に取ると手加減なしのフルスイングで俺の背後にいる相手に襲い掛かる…マジか!ドラゴンでも倒せそうな一撃だぞ!
俺はルルの攻撃を目にし驚愕の目を見ると真後ろでは斧がドガン!と響き渡る音を立てて相手に当たった音がする。
んぅ?その前に…お父さん?ひょっとしてルルが攻撃したのは父親?
おいおい、良いのか?
俺は肩から手が離れているのに気付けば恐る恐る後ろを振り返る…そこに見たものは…。
両腕を頭上でクロスしルルの渾身の一撃を素手で受け止めるオーガと見間違う程の巨体な男が立っていた。
俺は目を擦り再びみる。
しかし現実は変わらない…切れ味抜群の斧を…しかも渾身の一撃のフルスイングを素手で止めた?
あり得ない…しかし、目の前の男はやっている…見た目はオーガ…口元に笑みを浮かべルルを見る目は明らかにオーガ…ヤバい…父親でも、あまりにヤバい…。
「あなた!何してるの!」
店の奥から響き渡る声と共にお盆が飛んでくる…飛んできたお盆は男の筋肉が隆起した背中に当たる。
普通なら弾かれて終わるはずのお盆が男の筋肉にめり込む…お盆は筋肉にめり込んだまま男を弾き飛ばし店の壁へと叩き付ける。
一体、さっきから何が起こっている?
常識外にも程がある…。
「全く、娘の事となると見境が無くなるんだから困った旦那だよ…怪我は無いかい…」
困り顔で出てきたルカが飛ばした男を旦那と言う、やはり、あのオーガはルルの父親らしい…いや、しかし…ドワーフって聞いていたが?
「あははっ 見て驚いたかい?あれでもドワーフ何だよ…まぁ、ハーフじゃ無いかって疑われもしたが歴とした純粋なドワーフだよ…まぁ、見た目はオーガにしか見えないけどね?」
ルカが笑いながら説明をするが、そんな旦那を見るからに致命傷にしか見えない攻撃をして大丈夫だったのか?
「有無!俺がルカの旦那でルルの父親であるガオンだ!」
うわ!何処からきた!って言うかダメージは?
全く動じていないかの様に振る舞う二人、溜め息をを付くルル、呆れ顔のルナ、周りも日常の事の様に普通に食事を再開する。
おれ一人だけが付いていけて無い…。
「改めて紹介するんね…ウチのお父さんや…子離れ出来ない変態親父や…」
ルルがうんざりした顔で父親を紹介するとガオンが絶望した様な顔をする。
うん、どのみち怖い顔には代わり無いな…。
イズル(神田川 出流)
ステータス
種族:人間
性別:男
職業:新米薬師(ポーション特化)
冒険者ランク:G
名前:イズル
年齢:19才
Lv. 15(77/3500)
HP 12/1230(1242/1845)
MP 1200/3400 (2200/5100)
ATK 820(1230)
DEF 420(630)
AGI 1210 (1815)
DEX 825 (1238)
MIND 22243(33365)
LUK 1852(2778)
〈スキル〉
鑑定Lv.MAX(能力限定/鉱物及び植物)
異世界言語翻訳
アカシック・ライブラリー(鉱物及び植物のみ)
詠唱破棄
魔力付与Lv.1
魔法付与Lv.1
魔法効果短縮Lv.3
魔力消費軽減Lv4
並列思考Lv.3
スキャンLv.2
アイテム・ボックスLv.2
〈魔法〉
風魔法Lv.3(ウィンド・カッター)
(ウィンド・ウォール)
(ウィンド・スパイラル)
火魔法Lv.2(ファイヤー・ボール)
(ファイヤー・ウォール)
水魔法Lv.2(ウォーター・ボール)
(ウォーター・ウォール)
土魔法Lv.1(クリエイト・シェイプ)
光魔法Lv.1(ライトアップ)
〈称号〉
願望者
黄泉姫の加護
皐月の加護
〈エクストラ・スキル〉
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