ロボットアニメは、オワコン?

かつて、子供向けの玩具として発展し、その後は、ガンダムやマクロスなど、子供から中高生、大人へと変化して、現在ほとんど死に体と呼ばれるロボット系のアニメの今後を考えて行きます。


まず、ロボットアニメは人を選ぶ。


これは、かつてのスペースオペラとか、現行のSF作品のように、そこまで大衆が見ることは稀でしょう。


アニメのジャンルが増えた現在、最後まで視聴する人はさらに少なくなります。


次に、ストーリーも人を選ぶ。


ロボットアニメは、他の惑星だったり、地球圏だったり、それこそ異世界だったりします。

そして、ストーリー自体も、様々なので、初動の母数が重要な上、世界観や機体の設定等も含めると情報量が増えます。

ようは、疲れます。


3つ目、ガンダムがある。

ロボットアニメとして、大成したガンダム。

おそらく、日本においてほとんどのロボット、SF作品の中で、最も知名度が高いアニメでしょう。

そして、機動戦士ガンダムはそれこそ作品数と、ガンプラなどの商品の豊富さ…。

これに、匹敵するような作品は、ドラえもん、ドラゴンボールなどの他のジャンルのトップくらいでしょう…。

逆に言うと、スーパーロボット大戦のように、既に多くのスーパーロボット系というか、ロボット系の作品は飽和しています。


4つ目、ストーリーに制約がある。

ロボットは、舞台装置か道具レベルです。

その為、スーパー戦隊シリーズのようなストーリーが、構成されます。

絶対的な勝利、圧倒的過ぎる力…。

ようは、なろう系と言われる…お約束とか水戸黄門とかの、約束された勝利になってしまうことですね。

だから、ストーリーはエンディングまでの過程を楽しむのが、良いですね。

「ぼくらの」では、舞台装置でしたね。

とにかく、結局のところ…ストーリーを厚くすると邪魔になりかけます。


5つ目、既視感がある。

試作機が強い、量産機は弱い。

逆でも、そんなにストーリーは変わらない…。

4つ目の理由と、ほぼ変わりませんが…。

ビームが出る、肉薄して殴り合う機体を出す…。

量産機は弱い…。

巨大な機械と戦う…。

電子空間…etc。


6つ目…時代の変化。

そもそも、ロボットを描ける人が居ない。

ロボットと美少女を両方描くのがしんどい。

ファンアートが少ない。

子供なら、描きやすいのもありますが、まあ…そこまで影響はありませんが、やはりロボットアニメ失速の原因は視聴者の高齢化と年齢の幅もあり、なかなか交流するのにもハードルが高いコンテンツになっています。

最強機体とか…。


7つ目、別に主役じゃなくてもいい。

ロボットアニメは、オワコンですが…作品自体にロボット…機械を使用する作品は、多いです。

アンドロイドなどの機械をロボットとして、区分すれば…それこそ、SFに限らず、多くの作品に小道具やキャラクターなどで登場します。

だから、わざわざロボットアニメを見なくても、満たされるのも衰退の一因かもしれませんね。


まとめですが、やはりロボットアニメはオワコンでしょう。

ですが、悲観することはないと思います。

主役じゃなくても、派生の外伝で多数の作品が今後も作られていくでしょう。

使命、ロマン…そういうものではなく、作品としての見方になりますが…。

ロボットで街を壊しながら、パイロットとして働きたいですね(笑)


それでは、また!

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