作品の中での「死」について
古くからジャンルを問わず多くの作品ので語られる死についての話となります。
さて、まず概念的に「死」とは何でしょうか?
基本的にこの概念については答えは出ていません。
なので、作品の中での死について考えましょう。
作品の中での死とはキャラクターの「静止」とします。
「静止」とは、この後作品で死んだキャラクターが活動できないことです。
次に、死んだキャラクターの価値を考えましょう。
死んだキャラクターの未来を書くことは出来ません。
その為、そのキャラクターは死ぬまでの過去での活動のみとなります。
推理小説では、ダイニングメッセージや目撃者の証言などです。
また、それまでのキャラクターの活動によって他のキャラクターとの関係を築くことができます。
そして、キャラクターが死ぬことによってこの築いた関係性に基づいて他のキャラクターへ影響を与えることになります。
例として、主人公や敵キャラクターの性格の形成などです。
また、死んだキャラクターが死ぬ間際に残すメッセージ、いわゆる「遺言」も物語では重要になります。
冒険物では、誰かに想いを託したり、推理小説では人間関係を引き裂いたりできます。
さらに、死んだキャラクターの死因も物語を作るうえでは重要です。
殺された場合は、そのキャラクターを殺したキャラクターの後悔、キャラクターが殺されたのを見たキャラクターは恐怖、怒り、悲しみとなります。
自殺した場合は、謎、不自然な環境など要素を追加して推理小説にしたりと様々な使い方があります。
なお、ダメな使い方もあります。
例えば、話を作るためとかです。
使い方次第で、色々な作品を作れますが多用するのはやめましょう。
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