作品「朱色の鯨」について
朱色の鯨について、ここで少し解説をします。
本編とは一切関係ないので読んでなくても大丈夫です。
まずは、元ネタの紹介です。
朱色の鯨には、元になった事件があります。
正直なところ、都市伝説として伝わっているみたいです。
では、その都市伝説というと「青い鯨」です。
ブルーホエールなどと呼ばれていたいします。
本来の意味だとシロナガスクジラを指すそうです。
では、青い鯨とは何か?
青い鯨とは、ロシアのインターネットで広まったゲームです。
しかし、これはゲームマスターである容疑者によるいわば自殺幇助でした。
デスゲームともいえるこのゲームの制作者は逮捕されましたがゲーム比較的簡単なのでパクることができます。
このゲーム自体に必要なものは言葉を受け取るものだけです。
容疑者は5年をかけてこのゲームをつくったと言いました。
容疑者は、若者でした。
それでは、青い鯨はどんかゲームなのか?
気になりますよね?
なぜ、プレーヤーが自殺したのかも?
ここで、一応引き返せます。
続きを見たい方はこのまま進んでください。
では、書いていきます。
ゲームの内容はゲームマスターからの命令をクリアするという内容です。
いわゆるクエストです。
このクエストをクリアするごとに新たな課題が出されます。
まずは、簡単でエスカレートしていきます。
自殺する要素がないですよね?
いえ、要素があります。
というのも、ゲームのクエストには報酬があります。
このゲームのクエストの最大の報酬は新たな世界での「生」でした。
馬鹿馬鹿しく思えますよね。
でも、そうじゃなかった。
このゲームの開始してすぐにプレーヤーは罵倒されます。
その罵倒はとてつもなく普遍的で人にとってのコンプレックスでさえも含まれています。
ここで、まずプレーヤーの感情が動きます。
そして、冷静さを失います。
そして、ゲームマスターが命令に従えば選ばれた物のみが行ける世界へ行けると言います。
かくして、ゲームは進んでいきます。
そして、その最後の命令が死ぬことです。
死後の世界は、それぞれの宗教や信仰に応じて異なるとは思います。
要するに、自分では止められなくなり、また頼れる人がゲームマスターのみだとしたら…。
朱色の鯨では、実際にあったとされる命令を少し変更したりしています。
都市伝説のようなものなので、今ではどんな命令があったかはわかりません。
ですが、ツィッターやFacebookなどSNS自体は多様化して顔の見えない相手とも交流するようになった今ではどんなに不自然でもゲームマスターがたとえbotだとしても人のように見えてきます。
今でも、名前を変えて鯨はどこかに居ます。
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