筆休め

小説を書くのにも労力はいる。

また、体力もそうだ。


基本的に知識一辺倒とか、数式ばっかりだと疲れてしまう。


この小説は、雑談。

つまるところ、少し疲れたときつらいに書いているのがこの作品。

作品を作るのではなく、あくまで前までどうだったのかが堆積する場所がここなのだ。


日記みたいなもの。

というか、日記。

それが、ここである。


さてここで一つ小話でも。

人工知能は果たしてどれだけの恩恵をもたらすのか。

人工知能は、囲碁、将棋、オセロで名人に勝利することがある。

スーパーコンピュータと違う点はそこで、人工知能は

学習ができる。

したがって、リーマン予想もそのうち解けるだろう。

でも、まだその報告はない。

もちろん、すでに解が出ていてそれを使って、お金を稼いでいるのかもしれない。


では、人工知能は小説に侵攻できるのか?


人工知能もといコンピュータは、解析がもともとから得意だ。

そのため、すぐに著者が書いた作品から著者がよく使う文字や文脈を調べてそれっぽいものを作れるだろう。

ルールさえ作ってしまえば人工知能はそこから作品を作れる。


どう考えても勝ち目は無さそうだ。


…っと、思う。

けれど、人工知能は人にある要素が欠けている。


それが、タイトルにある通り。

筆休め、「疲れ」である。


人工知能は、疲れない。


また人工知能は、感情があっても心はない。


今のコミュニケーションロボットは、反応して感情を出す。


アイボ…は、たぶん知らない人も多いから…。

たまごっち…う~ん、これも古いか。


それじゃあ、ドラえもんにしよう。

ドラえもんには最初から感情がある。

だから、のび太に対して反抗的な行動をしたりする。


そのドラえもんが、反応だけを返していたら?


それが今の人工知能の状態。

感情がほぼ固定だ。


ドラえもんが反応する前は、無感情だ。

何か働きかけると感情が発生する。


効率的なエネルギー消費となっている。

けれど、実際のところドラえもんは「無駄」が多い。


この「無駄」が人にしかない特徴だ。

無駄があるからこそ、こうして休んだりできる。


「暇」と「無駄」は、同じだけど。

どちらが有意義なのかも人によって変わる。


無駄から感情を作り出せない限り、人工知能は小説を書けないと私は思う。


2019年4月22日(月)


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