勇者とおっぱい。

作者 高月麻澄

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★★★ Excellent!!!

作者は、PRで「おっぱいは魔力」、タグで「おっぱい/巨乳/美少女」、挙句の果てにタイトルまでも「勇者とおっぱい。」としている。

騙されるな! その全てが、知能指数が高い作者の罠だ!

周到に、読者を選別しているのである。

本作は巨乳というフィルターを通して、止まらない大量生産・大量消費を繰り返す人類や、人口爆発と食料問題を鋭く抉りとり、警鐘を鳴らしている。

つまり作品前の情報全てが罠であり、本編は過去から現在、未来へと続く人類の愚かな業を深く探求した生粋にして良質な純文学である。

また文中に出てくるセリフが、
>刻め! エターナル・ウインドブレード!!
である。
平成が終わろうとしているのに、「刻め! エターナル・ウインドブレード!!」と堂々たる文章を読者の首元に突きつけ、
「平成どころか、昭和さえ終わったと言えるのか? 何が終わり、何が始まり、何が前に進んだのか、一度でも立ち止まって考えたことはあるのか?」
と鋭角な問いを投げかける。

長くなったので要約すると、
「こんなレビュー見てないで、すんごい面白い本編を早く読んでね」
なのである。


Presented by 宇素田 要