第24話 真夜中の枕投げ合戦

あすかとはるかにしのぶは、食卓で、雑談していた。話題は、大輝への不満に、変わっていった。


「あいつ、スケベなのに、なぜ、モテるんだろうね?」とあすか。

「女の子を、その気にさせるのは、事実ね。」とはるか。

「はっきり言ってくれたら、いいのにねえ?」としのぶ。


この3人が、和気あいあいすることが、あるんだろうか?結局は、大輝を独り占めしたいのが、皆の本音。


その頃、大輝は、寝てた。もう、いろんなごたごたは、嫌だと思っていた。


時間は、零時を回った。3人は、しのぶの部屋で、話が続いていた。

「はるかなんて、男ならたくさんいるでしょうに?」と挑発した。

「一番好きなのが、大輝。だって、抱いてくれて、キスしたもん!」と応戦した。

あすかが、頭に空いていた枕を、はるかに投げた。ぼっふとはるかの顔に当たった。

「やったなー!」とはるかも、あすかに向けて、枕を投げた。あすかの顔に当たった。


今度は、しのぶも、はるかに向けて、枕を投げた。もはや、修学旅行の夜と、変わらない

状況的には、二人対一人なので、はるかに、ぶが悪い。


はるかは、しのぶの部屋を出て、大輝の部屋に向かった。

「大輝、助けて!」と甘い声で。

大輝が、戸を開けた。

見ると、あすかとしのぶが、まさに枕を投げるところだった。

大輝は、余裕で枕をとった。

「ありがとう、大輝」とはるかが、言った。


「裏切り者の大輝」と二人は、思った。

幼馴染だったのに、途中から編入してきた女の子を、かばった。

あすかは、エアガンを構えた。なんと、しのぶもエアガンを持っていた。


ターゲットは、大輝に変わっていた。

「フォースを、使いなさい!」はるか。

「いや、俺はジェダイでは、ないし!」と大輝。


絶対絶命。どうする、大輝。避けるんじゃなくて、二人の心を静めるんだ。

「覚悟しなさい!」とあすか。

「はるかとは、別れてくれる!」としのぶ。


大輝は、階段の方へ、走って逃げた。逃げるは、恥だが、役に立つ。


家を出て、夜空を眺めながら、走っていた。

目の前に、コンビニが、見えた。

「あら、大輝くん」明子先生だった。

「先生、相談が、あります。」と大輝。

そのコンビニには、休憩所があった。


ついに、第一次乙女戦争、勃発。

大輝は、どんな行動に出るのか。明子先生との仲は。


君はネバーランドの夢を見る。

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