第22話 三者三様大芝居
あすかは、大輝に助けてもらった。その時に、目に入ったのは、はるかだったけど、最初の人工呼吸は、大輝だとしのぶに教えられた。
形だけだけど、大輝とキスした。そんな想いに、胸が膨らむ、あすかだった。
みんなで、夕食の準備にかかった。カレーである。5人とも、楽しく作っていた。
食事が終わり、ふと気がついたら、しのぶがいないと大輝は思った。
「あいつ、どこ行ったんだろう?」と心配になり、その場を離れた。
でも、後ろから、はるかとあすかも、わからないように、つけてきた。
しばらく、探すと、大木の下に、しのぶは、いた。上を眺めてる。
「なに、してるんだ、しのぶ?」と声をかけた。
「星をみてるの」としのぶ。
大輝が、言われて、上を仰いだら、星が幾千も、輝いていた。
そして、また、しのぶの方向に目を移すと、その場所にいない?
いつもと違うしのぶの行動に、大輝は、不思議がった。
しのぶは、大木の後ろにいた。
「どうしたの?」と大輝。
「だって、ずるいんだもの!」としのぶは、言った。
この理由を、聞くのは、野暮だ。」と大輝は、思った。
きっと、はるかとあすかにキスして、しのぶだけ、してくれないのは、ずるい」のだろう。
その時に、背後から光が、漏れた。あすかのエアガンだ。だんだんニュータイプに近づいていたね、大輝。
「逃げるぞ!」そういうと、大輝は、しのぶの手を取り、走った。
パシュ、と一発撃たれたが、下が砂浜だったので、外れた。
そして、二人は、洞窟の中についた。ほんのり明るい。
「もう、大丈夫だ。」と大輝。
「うん」としのぶは、うなづいた。
しのぶは、それきり、黙っている。
大輝は、困っていた。ここで、しのぶにキスすれば良いことは、わかっている。
しかし、友達で、いられるか?自問自答した。
「寒い!」としのぶ。
「帰ろうか?」と大輝。
「いや!!」とぐずった、しのぶ。
これは、後戻りできないと大輝は、思った。
しのぶは、泣きそうな顔を、している。はるかみたいに「キスして」とは、言えない。
大輝は、そっと、しのぶを抱きしめた。そして、軽くキスをした。
ラブロマンスになってきつつある、このドラマ。
大輝のハートを、射留めるのは、はるかかあすかか、または、しのぶか。
君はネバーランドの夢を見る。
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