第16話 恋の導火線 中編
「ねえ、人と話すときは、目をそらさないでよ!」とあすかは、大輝に言った。
「本当、なんかあったの?」としのぶ。
まさか、エッチな夢を見て、夢精した」とは、言えない大輝。かといって、幼馴染を裏切ったような気がしてる、目をそらしていた。
はるかが、そばに来ていた。
「大輝君、今夜うちに来てくれる?」
大輝の頭にガンときた。まるで、夢の続きの様である。
「あたしたちも、行っていい?」とあすかとしのぶ。
「大歓迎よ」とはるか。
少し、がっかりした大輝だった。
「大輝のすけべ!」あすかが、なじった。
「2人きりになって、何するつもりだったの」
マジで、こいつは、人の心を、読むのが上手い。」と大輝は、さとられた。
放課後に4人で、はるかの家に向かった。
それは、高級なマンションの一室だった。
さすが、お金を稼ぐ仕事を、しているだけあって、想像を超えていた。
「このマンションの借り賃だけで、
家一軒建てられるじゃないの?」とあすか。
4LDKの住まい。両親は、海外にいる。
大輝は、呼ばれた理由を考えていた。
すると、そこへ、外国人と思われる女の子が現れた。
「彼女の名前は、メアリー インスコット ホームズです。今度、私たちの学校に編入します。」
同じ年にしては、幼く見える顔立ちである。
「こんにちは、私は、イギリスより日本に来ました。よろしくお願いします。」とメアリー。
「趣味は、日本のコスプレです。」
そういえば、洋服が、少し違う。金髪は、本物だ。
「この子は、カタコトの日本語しか喋れないの。
それで、日本にいる間、慣れるまで、お世話して欲しいの!」とはるか。
「わかった。任せておけ!」と大輝。
あすかとしのぶも協力することを、約束した。
君は、ネバーランドの夢を見る。
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