やめてみた。/わたなべぽん

 仕事が休みだったので、家でくつろいでいると、「スッキリ」でこの本が紹介されていた。

 現在たまたま、Kindle Unlimitedで読める。


 ちょうどいい機会なので、読んでみた。


「自分に必要なもの以外を、捨ててみる」


 という内容だ。


 炊飯器故障をキッカケに土鍋で米を炊くところからスタートし、いろいろな不要品を捨てていく。


 やがて、ライフスタイルでのムダにも気づくように。


 服選びに時間を使いすぎる。

 ひげそり、メイクに時間を掛けすぎる。

 だれもが心当たりがあるだろう。


 こういったマイナスの習慣は「時間汚染」と言われている。

 いかに時間汚染を排除し、自分の時間を確保するかが、生活において大事かを教えてくれる。


 奇抜な衣装を

「平凡な自分を隠すため」

 に選んでいたことに気づいた場面などは、オレにも心当たりがある。




 特にマネして欲しいと思ったのが、「ダラダラスマホ生活からの脱却」だ。



 作者はスマホでアラーム設定しているために、スマホを肌見放さず持っていた。

 そのため、暇さえあればスマホをいじる。


 これは、最大の「時間汚染」だ。


 おかげで相談者サイトの口喧嘩に夢中になって、自分の性格もきつくなっていく。

 夫に指摘され、ようあくダラッとしたスマホ生活からおさらばした。


 また、仕事がうまく行かないときにしていた夜ふかしグセも、

「夜ふかししているから、仕事がうまく行かなかった」

 ことに気づき、治る。


 このように、

「度々、習慣的に自身のライフスタイルを見直す」

「少しずつ、ムダをなくしていく」

 ことを続けていると、自分の立ち位置が分かってきて、ムダなところに時間を費やすことが減る。



「小説を書く時間がない!」

「早くタイピングする指が欲しい」

 という声をよく聞くが、いちばん大事なのは

「汚染された自分の時間を見つけ出し、排除」

 していくことだ。

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