ゴールをぶっ壊せ - 夢の向こう側までたどり着く技術 /影山ヒロノブ
東住吉在住の少年が、影山ヒロノブになるまで。
年上の友達からギターを買って、バンドを始める。
それがきっかけで、影山氏はデビューした。
始めこそ順調だったが、やがてグループは解散する。
解散後は、泣かず飛ばすの毎日。
業界からも、「終わった」なんて言われる始末。
とある方からの紹介で、建設現場でバイトしつつ、ノーギャラで歌い続ける。
そんなとき、彼は特撮番組「チェンジマン」の主題歌を任される。
氏は気持ちよくロックテイストで歌ってみたが、
「気持ち悪い! そんなアレンジでは子どもに伝わらない!」
と、番組のディレクターから酷評された。
実は、子どもにとっては「譜面通りにちゃんと歌った方が、通じる」と分かった。
ディレクターも、ロックアレンジが欲しいわけではなく、氏の
「ノーギャラライブで鍛え抜かれた、パンチのあるロック調のノド」
がほしかったのである。
その後、氏は多くのアニソンを任されるように。
だが、ライブでアニソンを歌うのはためらっていたという。
堀江美都子氏のアドバイスを受けて、ためらいなくアニソンを歌えるようになったそうな。
『CHA-LA HEAD-CHA-LA』を歌っているときでさえ、影山氏は建設現場で働いていたというから驚きだ。
横浜空港の管制塔や、ランドマークタワーは氏が関わっているそうだ。
影山氏のポリシーは、「ゴールを設定しないこと」だという。
ゴールを定め、未来を限定しないことで、前に進み続けられるのだ。
「終わった」呼ばわりされてもあきらめず前進し続けたからこそ、今の影山ヒロノブがあるのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます