人を操る禁断の文章術/メンタリストDaiGo

 あなたの小説は、なぜ読まれないのか?


 それは、「読者の心を動かしていないから」だ!

 内容が独特だからではない。

「書き方」によって、読者が離れているのである。


 本書は、メンタリズムの観点から、「人の心理をくすぐる」文章術を紹介している。


 これは車のトップセールスマンでも使う技術で、


「どこへ行きたいですか?」

「誰を乗せたいですか?」


 と

「自分がその車を運転するイメージ」

 を想像させるという。


 車の品質や性能の紹介は後回し。

 その前に、顧客に「心の準備をさせる」工夫をしているのである。


 詳しい技術は、第二章で書かれているので、そこを参考に。



 ただ、本書は

「小説家になりたいなら読むな」

 と冒頭で書いている。

 きれいな文章や台詞回しの書き方は、本書には載っていないと。


 どちらかといえば、チラシやビジネスメールなどで使うテクニックである。


 が、「読ませる」という観点からすると、小説にも十分使えるテクニックかと。


 特に、ネット小説などは「あらすじ」と「冒頭」で読ませられるかで、PVが決まるとされている。

 本書を読んで、「あらすじ」に手を加える。

「冒頭」で相手を引きつける。

 相手に自分の小説を「読ませる」ことができたなら、PVアップなど思いのままではないか。


 本書の内容を実践すれば、「あらすじ」で「読みたい!」と読者に思わせることができるかも知れない。

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