考具/加藤昌治

「アイデアの出し方」を提供してくれる書籍。


「アイデアはWhatとHowで成り立っている」

 と、本書は語る。


 実業家ジェームス・ウェブ・ヤングによると、アイデアは、

「既存の要素の組み合わせでしかない」

 という。

 ゼロから生まれるアイデアなど、存在しない。


「新しい」をどう理解するか。


 たとえば、

「書籍の業界にスーパーの常識を取り入れただけでも、充分新しい」

 と、本書は語っている。


 一つのアイデア=企画ではない。

 複数のアイデアが組み合わさったものが企画である。

 20~50はアイデアを出す。玉石混淆でもいいので。

「この企画なら実践できる」といったところまで詰める。



 これらは結構、小説講座でも言われる。

 書ける人は複数出してくる。ワンアイデアに固執しない。

 逆に書けない人は、アイデアが少数しか出てこない。





 マンダラアート、マインドマップ、ブレストなどは知っていた。


「オズボーンのチェックリスト」は、あんまり意識してこなかったような。

 個人的には、

「アイデアを出すには?」


 というよりかは、


「アイデアに行き詰まったら?」

「自分の思考だけで、アイデアを作ってしまっているとき」

 などに役立ちそう。


 自分だけでやると、どうしても「いつもの自分のやりかたに固執」してしまうので。

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