失敗図鑑/大野正人 (Kindle アンリミテッド)

●孔子の著書『論語』は、弟子が書いた。自分ではまとめられないから。


●オードリー・ヘプバーンは、自分をキレイだと思っていなかった


●ダーウィンはニート、野口英世はパリピだった


 など、偉人たちの失敗談を紹介する書籍。


 得意分野以外まるで話にならなかったアインシュタイン、耳が聞こえづらかったベートーヴェン、斬新すぎるピカソ、失敗談が一つや二つどころではないカーネル・サンダースなど、メジャーどころはしっかり押さえている。


 二宮金次郎が何をした人だったかは、この本で初めて知ったかも。


 アップルのジョブスなど、最近の偉人も解説がなされている。


 項目の最後に、読者の両親を偉人として解説するのは実にいい。


 手塚治虫が人の悪口を言うのは、

「自分を追い込むためだった」

 など、一応のフォローも入れている。


 ディズニーの失敗談を紹介してくれるナビゲーターが、例のネズミなんだが、一切顔を出さない。

 台詞の一つ一つにも、闇が垣間見える。ハハッ。

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