第5話助かるのなら
約五百人の人質を取られ、相手外国人の要求は
現天皇の意見は、「辞退をする事で人質の解放」
であったが、元天皇の意見では、「こちらの魔法使いを動員させ相手の無力化、最悪殺す」という意見で分かれた。
「兄上の意見も分からなくはないが、リスクが大きすぎる!相手の方にも魔法使いはいるかもしれない。何よりこちらの魔法使いは、魔法を使える人が多くてもまだ、制御出来ていないのが大多数なのだろう!?」
的確にそう言い当てる現天皇に対し元天皇は、
「だが、このまま奴らの言いなりのままで悔しくないのか!?」
「私の悔しさで五百人の命が助かるのなら安いものだ!」
そう言い出し、元天皇は
「ちっ、好きにしろ!」
と言いながら部屋を出た。
そして、天皇は
二年後には、全員が魔法の制御をすることに成功し、[創造]の魔法で学校に地下を作り仮想空間の部屋を作ることに成功し、安全に対人訓練を行うことが出来ている。
無駄なのは、元天皇も分かっていた。どのみち辞退したのだから、もう出場することは出来ない。
そこで、考えた結果、ならば魔法で文明を早めるという事を思い付いた。未だに人類が実現出来ていない仮想空間等を作るという結論に至った。
更に
「中々、面白い試合でした。そこで本来ならばここでおしまい、と言いたかったのですが第二回を十年後にまたやろうと思います。それで、現在所持している宝石はリセットというふうにさせていただきます。」
そこで、神は指をパチンと鳴らすと周りにいた能力者達が眩しく光り、体から宝石が出てきた。
「この宝石達は元にあった場所に戻します」
再び、指を鳴らすと宝石達が消えたのだった……。
そこで天皇は神に感謝した。
私に、いや日本にもう一度チャンスをくれたことに
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