自由を狩れ

ギルディア


・外見


240cm 170㎏

デカく筋肉質な体全部にびっしりと白い墨で呪いの呪文の入れ墨をいれた男。

褐色の肌と尖った耳からダークエルフっぽいが、実際は不明。

がっちりした顎、大きな目、つぶれた鼻、白い髪を後ろに流して束ねて、前任には見えない。

黒いローブを羽織り、その下にはいくつもの呪いの人形をぶら下げている。


・性格


自信家で他者を見下し、覇王となる野望を抱えている。

残忍、派手好き、それでいて念入りに策略を張り巡らせ、強欲に全てを手に入れようとする。


・罪状


星1つ。

殺人、脅迫、その他諸々の凶悪犯だった。

しかし検事と裁判官が立て続けに十一人死んだあと、特別恩赦として処刑から自由の身になった。

なので無罪、罪はない。

それでもハンターを雇ったのは、それが脅迫によるものであり、法を破っててでも正義をなすべきだと考える物からの依頼があったから。

実際は、密告者が報復を恐れての処置。


・経歴


転生者、元からこの性格だったらしく、幼少期はいじめの主犯格、成人後は銀行の重役として数々の零細企業を潰し、何人も首をつらせてきた。

家族に恵まれ、愛人も四人、順風満帆な人生を送ったのち、転生した。

転生後は呪術のチートを手に入れ、好き勝手にやってきた。

カンパニーに投獄されたのはそのうちのほんの一部が露見したため。すぐに釈放されるはずが、11番の刑務所のハクを付けるために無理に移送された。

自由になったら真っ先に密告者と、逮捕した者たち、及びその関係者全員を殺すと明言している。


・舞台


11番コロニー刑務所、西口出入り口前。

どこまでも続く壁の途中にぽつりとある。

壁沿いには広い道。向かい側は広く空き地で、ポツリとぼろい喫茶店だけがある。

小さな出入り口の前にはマスコミが殺到している。

彼らに演説した後、むかついた囚人と看守を公開処刑した後、用意された高級車で運ばれ、元の異世界に戻る予定となっている。

外側なので武器の使用は可能だが、殺すこと自体が法にかかる。また刑務所側に攻撃が飛んだらありったけの兵隊が飛び出してくる。


・モブ


マスコミ

スクープが取れれば何でもいい人達。

カメラから水晶、中にはスケッチしてるものもいる。皆さん殺戮と事件を楽しみにしている。

喫茶店マスター

白髪の初老の男。トンネルを掘って脱獄し、この店の先代を殺害、そこに看守が百て来て咄嗟に成り代わったところ、そのまま逃げる機会を失って、だらだらと店を続けている。最近はこの仕事に生きがいを感じてきた。

コーヒーは不味いが明太子のおにぎりは絶品で、看守が仕事帰りに食べて帰ったりとで口コミで広がり、地味な人気がある。

今回の騒ぎで店は繁盛しているが、誰もおにぎりを食べないため苛ついている。


・能力


こう見えて頭が良く、博学博識、専門の呪術はもちろん、金融や政治経済、法律も勉強している。

肉体も呪術の応用とやらで鍛えてあり、両手をパンと打ち合わせるだけで、間に挟まれた人の頭がペッちゃんこになる。

呪術人形

手作りのぬいぐるみから着せ替え人形、等身大のマネキンまで、人形っぽいモノを操り、殺させる。

性能は人形によって変動するが、大体は知能が高く、血文字で脅迫文を書いて無罪を勝ち取るぐらいのことはできる。

人形にはそれぞれ殺した人間の魂を封じてあり、いうことを聞けばいつか自由になれるという呪いがかかっている。影に落とされることで同化し、影から影へと移動、殺す相手の影に張ったら隙を見つけて家族や大切なものを壊して精神的に追い詰め、最後は虐殺する。

武器として剃刀や斧、ナイフを持たされている。

もちろん、自分の影や、マスコミたちの影にも一個中隊クラス潜んでいて、襲われれば一気に暴れ出す。

その他、黒いオーラを飛ばしたり、金縛りに合わせたり、呪い系統は大体できる。

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