快適すぎて死ぬ
封印結界『ハルデン=ルーム』
・外見
一見すれば大学当たりの学生寮に見える。
コンクリートのおしゃれな外観、周りに策はなく、広い庭には木々や花が美しく並び。
壁がピンク色で、ベットは羽根布団、テレビもエアコンも、人世代前だがテレビゲームも存在し、個人用のトイレにバスルーム、壁には大きな窓まである。
ドアにカギはなく、共用スペースにはビリヤード台にダーツ、バスケットコートに音楽スタジオ、キッチンには包丁にガスコンロ、バーカウンターは流石に刑務所なのであるのは発泡酒だけ。
この『監獄』がターゲット。
・性格
人格はないが高い志はあるらしい。
・罪状
星1つ。
これだけいい刑務ならば金払ってでも入りたいぐらい。
それで入居して半月、自殺者が三人も出た。
予兆は見られず、そのうちの一人が潜入捜査の偽物ですぐに出れるとわかっていたにも関わらず自害しており、ちょっとした問題となった。
だが一切の危険性が認められておらず、だからこそハンターがここに入ることとなった。
・経歴
囚人にも人権を、人間らしい暮らしを、という人権団体の圧力に負け、殺人鬼などの銃犯罪者を閉じ込めておくための次の牢獄のモデルルームとして建設された。
しかし、設計者や建築業者はそのことに強く反対し、家族を人質に取られなければ手伝わなかったと言い訳を残してリンチされて脳死状態となっている。
それで実際に運用したところ自殺が三人、このままではここのクオリティーが低すぎたから、ということになって、もっと良い建物を作らなければならなくなる。もったいない。
・舞台
上記の通り。
付け加えるなら、私物は大体持ち込むことができ、食器も金属のものが、あと必要なものが一通りそろっている。
食事は今でこそ冷凍食品だが、いずれは自家栽培の有機農場直通のものに切り替わり、さらに専属のシェフを三人雇うことが決まっている。
なお、鑑識の結果、毒物や呪術の類は仕込まれていない。
・モブ
自殺者はナイフで喉を、首をくくって、テレビに頭を突っ込んで感電死、と死因は異なる。共通することは死ぬ直前まで普通にしていたこと。
・能力
ネタバレ
マイケル=ハルデン
一連の犯人。
角ばったピンク色をしたオークの男。
建設作業員の一人で左官工、腕が確かでスケジュールの問題でどうしても雇う必要があったが、人質にできる家族はおらず、仕方なくだまして働かせた。
しかし真実を知って大激怒、ボイコットを宣言すると、人権団体の命によりリンチに、そして壁に埋め込まれた。
しかし実際は死んでおらず、仮死状態で、それで目覚めたら壁の中、やっとの思いで壁から出たらもう完成し、囚人がいた。
逃げ出すことも考えたが、監視カメラもなく、食料も取り放題のこの環境から、居座り続け、隙を見ては殺して回っていた。
素敵すぎる刑務所故に脱獄を狙って誰も壁を叩いてみなかったから発見が遅れた。
トリックとしては下の下なので書き換えてください。
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