滅びた世界の残り灰(予約済み)

ラストアッシュ


・外見


全長約2m体重77㎏

全身がこの異世界を構成する灰でできた何か。一応は人としてのシルエットをしているが、ところどころがギザギザで砕けた黒曜石のように見える。また、流動しており、そのたびに人の顔のようなものがあちらこちらから浮き出てくる。


・性格


ただただ憎悪のために動く怨霊、憎しみと恨みだけで動き、カンパニーの関係者及び異世界から来たものすべてを殺したがる。

独自の言語で叫び続けているが、普通の人には意味は理解できず、ただ心を犯されるだけの毒である。

高い知能を有しており、武器の使用や船の運転などもできる。


・罪状


星3つ

過去同様の個体が確認されているが、一定以上のダメージを与えると消えるため、危険度はどんどん下がっている。

ただし今回の個体は別格で、本来は星5つになってもおかしくない。


・経歴


カンパニーが遭遇した中で最大規模の怨霊、この世界を焼き尽くした結果、絶滅した人間たちが一つに集まり、形作られたもの。内包する魂の数は万を超えている。

単純な霊力としてはぶっちぎりながらも、その重なり合った憎悪の方向性が一定ではなく、ゆえに簡単に崩れるほどに脆かったが、核となるカリスマ怨霊が加わったことでまとまりができた。


・舞台


切っ掛けは難破船、全長20m、幅7mのアッシュシップを3台繋げた輸送船『コロペンドラ号』からの救難信号だった。

応答なく暴走しているコロペンドラ号へ乗り込んだ調査隊も悲鳴を残して音信不通、それから横付けした船も同様になり、それが連鎖して気が付けば大船団が暴走している。

今はまだグルグル回っているだけだが、コロニーに入れば一気に状況は悪化するものと思われる。


・モブ


アッシュフェイス

音信不通になった船員などの亡骸。顔が灰の仮面に覆われた動く死体で、生前の知識と技術を残して船の運転などをしている。

動きはぎこちないが死んでるため、殺せない。また、傷ついても灰で補ってしまう。

ラストアッシュが健在な限り無敵。


・能力


体が灰でできているため流動でき、腕を刀にしたり狭い所をすり抜けたりできる。

一方で核と呼ばれるような塊が体内にあるが、大きさは3cmほどの球体で、しかも同じ灰なので見分けがつかない。

圧倒的な怨霊、ゆえに霊力やお祓い云々で同行できるはずもなく、説得など逆効果でしかない。

灰のコントロールができ、その気になれば灰の波や嵐、巨人などできるが、エネルギーを大量に消費するらしく、多連はしてこない。

フェイスオフ

生きた人間の口の中に大量の灰を流し込み、窒息させ、そのまま体を乗っ取る。

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