クンフースネークスアチョー

ティンシィ


・外見


165cm47㎏

深緑色の爬虫類の肌、頭部には無数の蛇の髪を持つゴルゴン族の美女。細い目にシュッとした感じのかなりの美人だが、その真っ黒な目を見れば誰だあろうと石となる。しなやかな体で胸は控えめ、無駄なく優美な曲線のスタイルは機能的な美を体現している。

青を基調にした武道着、シューズと完全にクンフーな格好。

一方で声はしゃがれたガラガラ声で、口を開けば残忍な蛇、長い舌をチョロつかせて威嚇することもある。


・性格


好戦的な自惚れ屋、残忍でとにかく己の凄さを周囲に認めさせなければ気が済まない。

同時に、そのためにはどんな手も使う卑怯者。名高き武芸者を闇討ちし、その石像の首をコレクションする殺人鬼でもある。

相手をなぶり殺しにする悪癖があり、特に子供相手には性癖も重なって最低なことになる。


・罪状


星2つ

殺人鬼ではあるものの、いつ殺されても構わないような武芸者ばかりなのでカンパニー的にはどうだっていい。

ただ、人気のある武芸者が人知れず殺されていく現状をバトルフリークたちは納得しておらず、かといって表舞台で戦わせるには危険すぎるため、ハンターへ依頼した経緯がある。


・経歴


とあるファンタジーな異世界にて、蛇の獣人であるゴルゴン族は少数民族であるが一般的な種族だった。

しかし転生てきた『勇者』にはモンスターに見えたらしく、一晩で彼女を残し絶滅させられた。

当時、夫殺しの罪で投獄されていた彼女は悪運強く生き残り、残された一族の秘宝、秘術を用いて『邪眼』を手に入れた。

以後、勇者が消えた異世界にて無双を誇っていたが、カンパニーの機械軍団の前に敗北、忠義を誓い、暗殺者となる。

そこでクンフーも習得し、邪眼以外の力も手に入れた。

現在、暗殺者としてはフリーとなり、金で人を殺している。


・舞台


餃子酒店

12番コロニーの『技』の端にある場違いな高級ホテル。まさに中華な三階建てで真ん中は吹き抜け、一回はレストランで、二階、三階が個室、エロいお姉ちゃんもいる。餃子が美味しい。

ハンターはここで依頼主に会い、具体的な内容を聞くはずだったが、中はすでに壊滅状態、ほぼみんな石にされている上、唯一の出入り口には犠牲者の石像が落ちてきて塞がれてしまう。

邪眼のことはすでに伝えられている上に有名でもあるため、それだけで誰がやったかは予想できてしまう。

契約自体は銀行を通して完了しているため、倒せば賞金がちゃんと出る。


・能力


蛇特有のしなやかで関節自由な動き、瞬発力は高く、下で臭いを、鼻で熱を感じることができる。

一方でスタミナは乏しく、寒さにも弱い。また暇で餃子を食べまくってたせいでニンニク臭い。

雨拳

異世界でそこそこ名の知れたクンフー、手数の多さが特徴で、一気に間合いを詰めて指突や拳で連打、相手のガードが固まったところでハイキックや足払いなどで決めに行く。鍛錬に加えてゴルゴンのしなやかさで圧倒的な手数となる。

『邪眼』

己の眼に呪いの魔方陣を刻む禁術、それを相手の眼に写すことで相手の魔力を吸い上げて石化する強力な呪いを発する。

鏡越しでなら無効化でき、逆に鏡を見せれば石化させられる弱点があるものの、瞳をちゃんと見てでないと発動しないため、視線をずらして視界の端で見る秘術である程度対抗できる。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る