第1話 出会いの夜、撫子は甘い香りを漂わせて…… Part1
〈2122年 5月4日 4:25PM 第二星片到達まで残り約57時間〉 ―グラウ―
「イてッ!!」
階段を一段上ろうとしたとき、突如として右の太ももに激痛が走り――俺は壁に寄りかかり、一度深呼吸をすることにした。
「ふう、はぁっ、ふうっ……」
ほんの数十時間前まで、俺はアマート家の屋敷にいた。標的は一家のボス、オルランド・アマート。なんてことはない通常任務。そのはずだったのだが……致命的なアクシデントが一つ発生した。
イタリアの、それも一都市を支配する程度のマフィアに、異能力者の構成員がいることは完全に想定外であった。名前も知らないあの燕尾服は、異能力でもってナイフを縦横無尽に走らせ、俺を蹂躙。そして俺の右の太ももに深々とナイフを突き刺してきたのが、この激痛との苦闘の始まりだ。
もしも太ももにナイフが突き刺さったらどうするべきか――?通常、無理に引き抜かずに放置するのが正解だ。確かにナイフが突き刺さっていることで、血は滾々と沸き出でるだろう。しかしそのナイフはまた、それ以上の出血を防ぐ蓋の役割も果たすことになる。よって下手に引き抜くよりもそのまま放置をし、そして何らかの通信手段で救急車を呼ぶのが最適解というわけだ。
しかし、あの時の俺にそんな猶予はなかった。一刻も早く、標的であるオルランドの逃げ込んだ地下駐車場に向かう必要があった。よって俺は――ひと思いにナイフを引き抜いた。それは壮絶な痛みであった――どんなヤブ医者であっても、あれほどまでに酷いオペはしないだろうな……
それから俺はドクドクとあふれ出す自分の血をまじまじと見ながら包帯を何重にも巻いて、血が滲んでは新しいものに巻き替えて――紆余曲折を経て今に至るわけだ。
「よし……ゆっくりなら、いけるはず…ぐうッ!?」
まるで頭を金槌で殴られ、その痛みが全身に響いたかのような痛みだ。それに加えこれから三階も上らなければならないという現実が、俺の心を全力でへし折りにかかってくる。
そうだ。俺は判断を間違ったのだ。俺が今いるべき場所は、病院の真っ白なベッドの上であって――決してこの安普請な雑居ビルの階段の踊り場ではない。このぱっくり割れた傷跡は、人間の治癒力でもって回復するはずはない。プロの医者によって施術をしてもらわない限り、一向に傷が塞がるはずがない。そのはずなのに――
「恨むぜ…ラウゼ……っ!」
まったく、何が「緊急で伝えたいことがある。何よりも優先して来るように」だ!少しは俺を気遣ってくれてもいいんじゃないか?
だが、なんとか二階までは上ってくることが出来たな。とはいえ背中は激痛が招いた冷や汗で、もうびっしょり。すこぶる気持ちが悪い……
いざこの様に足が不自由な状況になると、やはりエレベーターないしエスカレーターが導入さていないことが恨まれる。この雑居ビルは確か…築30年ほどであったか。全三階建てで一階は不動産屋、二階は拝み屋、そして三階は俺たち――
残念ながらここに巣くう連中はこのビルの現状にある程度満足しているようで、これ以上ビルの機能が
「よし……登り切った…ふうっ………」
三階まで登り切って、こうも達成感を感じるなど久しいものだ。なぜ幼い頃はあんなにも階段を上ることが大変だったのだろうか?それはたぶん、子供の頃は身体が小さくて、一段一段のサイズが今よりずっと大きく感じていたからなのであろう。しかし大人になれば三階まで上ることなど造作もない。だがより歳を重ねていくことで、再び上り下りが辛くなるというのだから人間の世は世知辛いものだ。
さて、そんなことはどうでも良い。この立て付けが悪いステンレスの扉の先。見慣れた光景、見慣れた人物が待っている。故に俺は――
「入るぞ」
ふと数十時間前の光景と見比べてしまう。きっとそれは、家具の配置があの屋敷の一室とよく似ているからなのだろう。しかしここには躍動感のあるライオンの剥製の歓迎がなければ、絢爛なシャンデリアなど吊り下げられていない。出迎えるのはいつだかラウゼがアンティークショップで買ってきたカエルの置物と、今はむしろ貴重になりつつある白熱灯。ローテーブルを挟んでソファという配置は見事に
そして何より決定的な違いは――あのオルランドという男は、人を萎縮させるような気迫があった。だが目の前のこの男には……気迫はおろか、威厳も感じさせない。どこか老年期の人間の、和ましい雰囲気を漂わせている。
別にラウゼ・エルキンという人物がそう老けているわけではない。白髪と黒髪とが入り交じったグレーヘアーのソフトモヒカン。優しい印象を与えるのはその垂れ目の瞳か。ガッチリした体型ではなく細身で、ピシッとしたスーツが似合わないわけでもない。50代、年相応の見た目をしている。
「申し訳ないね、グラウくん。傷は傷むかね?」
何を聞くまでもなく明らかなことを……と思わないでいられるほど俺は利口ではない。
「少しでも俺を労ってくれる意思があるなら、あんたの車で今すぐ俺を近くの病院に連れて行ってはくれないか?」
「僕が車の免許を持っていないことを知っているはずなのに…まったく、手厳しいね」
続けて「あはは」と苦し紛れの笑いで、俺を無理矢理に呼び寄せたことに関する会話を終わらせようとしてくるが……俺はわざとらしくドスドス音をたてながら、ローテーブルから見て右側のソファにどさっと腰をかけた。そして足を組もうとして――思わず漏れ出しそうになった悲鳴をなんとか喉元で押さえ込む。ふむ、今日は行儀良くしていないといけないらしい。
「大丈夫、グラウくん?」
そんな俺を
「大丈夫ではない。もしもミレイナさん、あんたがいなければ……過酷な労働を強制するこの男を…煮えたぎる憎悪から暴行していたかもしれない」
フォーマルなスーツにタイトスカート。そこから覗かせる足が色っぽい。この人は、美人という言葉がよく似合う――
「あら、それはもしかしてあたしはお邪魔だったかもしれないわね、うふふ」
「冗談はよしてくれよ、グラウ君、それにミレイナ君も……」
ミレイナさんは俺の近くにやってきて、そしてコーヒーカップを差し出してくれた。それから俺に一礼をして、プレジデントデスクに肘を突く男の隣へと戻っていった。
「で、ラウゼ。緊急で伝えたい事って――まぁ、おおよそ見当はついているんだが」
鼻腔をくすぐって誘惑してくるコーヒー。堪らん、とカップに指をかけ、早速呷る――芳醇な香りが口の中から鼻腔を抜けていく……こんなおんぼろなビルの一角に事務所を構える組織が出すコーヒーなんて、値段なんてたかがしれている。しかしコーヒーというものは、例え値段が安かろうが、やはり人の腕前次第でその潜在的なうまみを引き出すことが出来るのだと思い知らされる。
「是非とも君のその見当を――」
「俺たちはクイズ番組をやっているんじゃない。だが……星片、だろ?」
ラウゼは深々と頷いた。
おっと、コーヒーを飲み干してしまった。だが大分喉を潤す事は出来た。満足だ。
「いつ落ちる?」
「もう3日と時間はないわ」
今度はラウゼの隣のミレイナさんが、いつにもまして真剣な声のトーンで答えてきた。
「また唐突……というのは仕方ないな。俺たちの情報網じゃ、その情報を入手出来ただけでも行幸と言えるだろうか」
「その通りね。
「たまたまじゃないだろ。ハッキングしたんだろ、あんた」
「まぁね」とイタズラに笑むミレイナさんに、「はぁ」っとため息一つ吐いた。ハッキングという行為は十分に犯罪であって、100万円以下の罰金刑が科される国もある。とはいえ……彼女のその技術がなければこの組織はうまく機能しなくなる。
ミレイナさんは多芸に秀でている。乗り物は乗用車からトラック、小型船艇、そしてヘリまで彼女は免許を有している。その他多くの技能を彼女は有しているのだが――その中でもハッキングは抜群の腕を誇る。何を隠そうどこかの国の人工衛星をハッキングし、アマート家の隠された地下駐車場の存在を暴いたのは彼女に他ならない。
「それで、場所は?」
「日本の彩奥市という場所だそうだ」
「日本、か……」
仕事の関係で様々な国に行ったことはあったが、日本に行くのはこれがはじめてとなるな。まぁ、日本で仕事がなかったということは、裏を返せば日本は治安が良いことの証拠でもあるわけだ。
しかし日本といえば――俺たちと縁もゆかりもない土地という訳ではない。
「ソノミの故郷、か」
仲間のふるさとを訪れる機会に恵まれるとはな。もしかしたらあの無愛想な少女も帰郷すれば少しは意外な一面を見せたり……なんてことはないか。
「さて、グラウくん。君たちに頼みたいことはわかっているね」
居住まいを正したラウゼは、改まった口調で話を切り出してきた。
まったく、わかりきったことを聞いてくる。何故ならそれはP&Lの悲願。所属しているからには忘れるはずないというのに――
「星片を持ち帰ってくる。そして――」
「破壊する。この過程については僕とミレイナ君との仕事になるけれどね」
たぶん他の組織が俺たちの悲願を聞けば、「気が狂っている」と後ろ指をさされるかもしれない。
3つ揃えばいかなる願いをも叶えるという奇跡の欠片、星片。それを狙う組織…いや、それを欲する者は地球上のほぼすべての人間と言っても過言ではないかもしれない。
願いを持たない人間なんて、果たして存在するのだろうか。人はかならず何らかの願いを持っている。それが大小、善悪、形は十人十色違えども、人は願いを持つからこそ、それが叶うことを目指して日々学業やら仕事やらに勤しむのだ。
その努力という…はっきり言ってしまえば面倒な過程を飛ばして願いを叶えてしまえるのが星片なのである。いや、それだけじゃない――努力では届かない、起こるはずのない
それなのにうちは星片を破壊しようだなんて――バカげていると一蹴されない方がおかしな話だ。なんなら、俺だって――っと、この気持ちは心の奥底にしまっておくべきものだったな。
「と言ってもだ、ラウゼ。あんたとミレイナさんを除いて、俺たちの組織は三人しか戦えるやつがいない。まさかとは思うが――三人で日本へ迎えなど言わないよな?」
ラウゼに訝しげな視線を送ると…「ふふふ」と、怪しげな笑みが返ってきた。これは……期待してもいいんだよな?
「もう一人異能力者を雇ってよ。あくまで争奪戦の間だけの契約関係というだけで、組織に加入した訳ではないけれど――」
――ダンッ!!
自動車が事故を起こした時の様なけたたましい音が、事務所の中に響き渡る――押し入れが倒れた?植木鉢が割れた?違う――俺が、左足でローテーブルを思いっきりぶっ叩いた音だ。
「ラウゼよぉ……たった一人増えただけで、勝率が上がるとでも?」
別に本気でキレたわけではなかったのだが……少し力強くかかと落としし過ぎたせいか、ラウゼもミレイナさんも萎縮してしまっている。やり過ぎてしまって申し訳ない……とでも言うと思うなよ。
「俺があんたの口から発せられると期待していたのは、“異能力者を10人雇った”とか、最低でも“非異能力者の戦闘員を100人”雇ったとかそういうもっとまともな発言だ。異能力者は確かに強いかもしれない。だがな――相手の規模を考えてみろ。敵には
余すこと無く不満をぶちまけたが、依然として虫の居所が悪いのは変わらない。この男は「日本で犬死にしろ」と言っているようなものなのだから。
「グラウ君……どうか僕を信じてはくれないだろうか?」
「……はあっ?」
ラウゼを睨みつけるが……しかし、今度は一切動じる素振りを見せない。むしろ頑とした意思がその瞳から読み取れる。
「グラウ君、ソノミ君、そしてゼン君。君たちは素晴らしい異能力者だ。そして我々に力を貸してくれることになった彼女もまた……非常に強力な異能力者だ。だから君たちには不可能はない、僕はそう確信している」
素晴らしい、か。口先ばかり…というわけではなさそうだ。ラウゼは多分、その事を心の底から思っているし……ラウゼのお墨付きの彼女のことは知らないが、ソノミとゼンが“素晴らしい”ということには異論はない。
あの二人は異能力が上物と言っても申し分ない。だからこそ……俺という存在が浮いてしまう。俺は――あの二人に劣位する。そうだ。俺の異能力は、二人の異能力の足下にも及ばない。
「ソノミとゼンはいいとして、仮にその彼女とやらも二人に匹敵する異能力者であったとしよう。でもな――俺の異能力は、下の下だ。銃弾を装填するなんて異能力はな、大抵の異能力者のそれと比較して貧弱極まりないものなんだよ。だから、結局……
大きくため息を吐いて、所々にシミのある天井を見上げた。ああ、白熱灯の剥き出しの光が目に染みる。
俺は確かな信念を持ってこの組織に入ったわけではない。俺はただラウゼの言葉に縋って――あの場所から鞍替えして今ここに至る。
絶望的に後悔しているわけではない。過去はやり直すことが出来ないのだ。惜しんで、嘆いても明日は切り拓かれない。それでも俺は――過去に縛られて、あの日から進めていないままで――
そんな悲嘆に暮れ始めた俺に、ラウゼはニコリと口角を上げて――口を開いた。
「グラウ君。異能力だけが――」
「……っ」
ラウゼはその後の言葉を紡ぎはしなかった。それはきっと、敢えて
異能力だけが――全てではない。俺の師匠……ユスがよく口にしていた言葉だ。まったく、無責任極まりない言葉だ。異能力者が圧倒的な力を持っていることは明らかだというのに、それを真っ向から否定してかかるなんて。
だがその言葉は――こんな異能力しか使えない俺に、強さを、そして価値を与えてくれる。俺は今まで何度もその言葉に救われて、這いつくばっても立ち上がってきた。そして今回も――どうやらそうなるようだ。
「……過剰な期待はするなよ」
首を左右に捻り、それからラウゼへと向き直った。するとラウゼもミレイナさんも、安堵を感じさせる微笑みを浮かべて――期待するなと言ったんだがな、俺は。
「ラウゼ。ただし条件をつける」
「何かな?」
「星片を持ち帰るとは約束しない。だが、もしも本当に星片をここまで持って帰ってきた暁には――なんでもかんでも依頼を引き受けるのは止めろ。たった二週間の間に、アメリカ、ブラジル、中国、そしてイタリアに行かせやがって……あんたは俺を忙殺したいのか?」
「あっ、あぁ…そっ、それは申し訳ないとは思っているよ。それでも、ほら。P&Lは組織としての信頼を獲得するための重要な時期にあるから……ね?」
「ね?じゃない。まったく……」
ため息しか出ない。たぶんこの組織は、巷に言うブラック企業だ。仕事の内容が内容だから、裁判所にラウゼを訴えることが出来ないのが悔やまれるが……あの時のラウゼの「充実した仕事を提供する」との発言に違和感を抱かなかった俺にも多少の落ち度はあるか……いや、全面的にラウゼが悪い。
それから少し間を置いて、ミレイナさんが再び俺の側までやって来て、今度は茶色の封筒を俺の方へとスライドさせてきた。それを手に取って封を開けると……中には日本への往復の航空券が。
「これから俺たちは大仕事をやってのけようっていうんだからさ……せめて今回ばかりは景気づけにファーストクラスを用意してくれても良かったんじゃないか?」
愚痴を漏らしたところで、この男は真剣に取り合ってくれるわけでもない。ラウゼはただ苦笑するばかりであった。このドケチ野郎が。
「ところで……ソノミとゼンはどうした?もう話はしたのか?」
「二人には先に出発してもらったよ。何せ星片の情報を得た時、二人はちょうど仕事終わり。そしてグラウ君はイタリアで仕事を開始したタイミングだったからね」
他の二人より先輩だからとかいうくだらない理由で多くの任務を俺に押しつけているんだから、それはそうなるわな。
さて、どうやらこの便の搭乗時刻までそう時間もないし……ざっと病院に寄って、それから荷物をまとめて日本に向かうとしようか。
「それじゃあ、行ってくる」
航空券をボディバックにしまい、そして立ち上がる。太ももの痛みは引いてはくれないが――
「お気をつけて、グラウくん」
「頼んだよ、グラウ君」
二人の見送りに、背中ごしに手をふり返し――そして事務所を後にする。
取りあえず病院までのタクシー代、そして施術費用に関しては……全て終わったら、ラウゼに支払ってもらうとしようか――
※※※※※
小話 グラウくんたちに課されたもう一つの仕事!?
グラウ:なんだよ、このPartはもう完結しただろ?給料分の働きはしたはずだ。もう休ませてはくれないか?
ラウゼ:あはは……そう言わずに、是非とも僕の話を聞いてはくれないだろうか?
グラウ:あんっ?(研ぎ澄まされたナイフを思わせる、鋭い眼光がラウゼを襲う!!)
ラウゼ:わっ、悪かった――と、今回ばかりは引き下がれないんだ。ちゃんとその分はボーナスとして支払うから、どうか協力してはくれないかい?
グラウ:ここで引き受けたら、まるで俺が金にがめつい人間だと思われそうな流れだが……もらえるものはもらう。それで、要件は何だ?
ラウゼ:ズバリ――これから君たちには、小話をやってもらう!!
グラウ:小話……?
ラウゼ:小話・小咄・小噺……まぁ、どれでも表記は構わないんだけれど、ここではちょっとしたお話という意味で小話という語を使わせてもらうよ
グラウ:で、具体的に何をやれと?
ラウゼ:よくぞ聞いてくれた!まぁ、あくまで本編の下の方でやるから、そこまで堅っ苦しいことをやってもらうつもりはない(後書きのスペースないから……ここでやる他ないよね?)。例えば《異能力》とか《星片》とか用語の解説をしてもらったり、その話に関連する寸劇をやってもらったり……ネタが尽きたら、作者の近況報告とか趣味の話を代弁してもらうことになるかな?あぁ、あと…シリアス回には基本的に小話はやらない感じだね
グラウ:後半メタいな
ラウゼ:まぁ、そう言わないでくれたまえよ。肩肘張らずにやってくれればそれでいいよ
グラウ:そういや、
ラウゼ:そう!グラウ君だけには流石に華がない――
グラウ:脳天ぶち抜くぞ?(無慈悲な
ラウゼ:いっ、いや流石に冗談だから。十分君にも華はあるよ。なにせ君は主人こ――と、これ以上言うのはよそうか。君たちと言ったのは、こえから出てくる他の人たちにも出演してもらえるように交渉は済ませてあるんだ
グラウ:例えば?
ラウゼ:そうだね……君の後輩たち二人や…それに例の彼女にも
グラウ:ほう……あの二人は見知った仲だから良いが…初対面の女性ともこのコーナーをやることになるのか。なんだか…気恥ずかしいな
ラウゼ:さて、それでは初回はこのくらいで幕を閉じようと思うよ。それではグラウ君、この台詞を!
グラウ:(紙切れを渡されて)なんだ、これ……?読めばいいのか?げふん……それでは次回もお楽しみに、それでは?
ラウゼ:せめて最後くらいかっこよく締めて欲しかったけど……初回だから見逃してあげるよ
グラウ:(文句しか言わない人間は嫌われるぜ、ラウゼ……)
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