第3章 ビルドルフ合衆国
第50話 井戸端会談?
デルク:また会ったな、ナレーターのデルクだ♪前回は凄かったな〜、これぞまさしく女の戦場ってやつだった。そんな
天界時間15:00
ヨシダ:流石は俊足の女神ねぇ、瞬く間にターゲットを狙うんだもの!
エリカ:(俊足の女神というより俊足の阿修羅の間違いだと思うけど)
タナカ:ねぇ聞いた?5丁目のスギモトさんの事。
ヨシダ:あ、浮気してたって話でしょ〜。でもアレ本当なの?
タナカ:本当よ〜!だって知らない若い女神と出てきてキスするところ見たんだもん!
ヨシダ:あらヤダ!女同士で⁉︎
タナカ:
ヨシダ:エリカちゃん、魔界じゃ女同士の同性愛は普通なんだって?
エリカ:あ、うん。ナレーターさん説明宜しくお願いしま〜す。
デルク:あいよ〜。魔界宇宙は男性が絶滅寸前にまで陥った時期があって、種の存続をかけて女性同士で妊活可能な技術の研究・開発に成功し、男性の人数が回復した後もその名残が現在の形だという事だ。分かったかな?
ヨシダ:あらまぁ!あのナレーターさん、イケメンじゃない♡
エリカ:彼、ゾンバルト帝国出身のアンデットだよ。
タナカ:な〜に言ってんの!イケメンだったら何でもアリよ♡
フィローネ:お待たせ〜♪
タナカ:あら、フィローネちゃん♪
ヨシダ:ミルフィーちゃんも一緒なのね♪あら?そちらの方達は?
フィローネ:この前の国際神聖サミットで知り合ったママ友だよ♪
リリィ:リリィ・ヘラクレス、そして娘のリンカだ。
リンカ:リンカでありましゅ!
シャーロット:シャーロット・ドイル、こっちは娘のポワロです♪
ポワロ:ポワロです。
タナカ:あらあらまぁまぁ!可愛らしい赤ちゃん達だこと♡
ヨシダ:そうそう、エリカちゃん。隣町のゴウダさんとこの町工場、無事立て直す事が出来たんですって!ありがとね〜♪
エリカ:いえ。あそこは元々利益の出る町工場だったので、不当な利子が重なっていただけですから過払金請求し、そのお金で設備投資をして足りない分を
ヨシダ:それでもエリカちゃんが助けてくれてなかったらとっくに潰れてたわよ!
タナカ:あ、フィローネちゃん聞いた?別の街で不審火があったそうよ!彼処は結構火事が多いから警察署と消防署建ててくれないかしら?
フィローネ:そうだね、今度の閣議で提案してみるよ。
タナカ:お願いね〜♪
エリカ:てか、こんな感じで国政に携わってたんだ。
???:おい、ローランド王国の神王とはどいつだ?
声の方を見て話を続ける一同
リリィ:これは興味深いな、こうして直に民の声を聞き国政に活かすか!
シャーロット:私は潜入捜査の一環で主婦になりきれるけど、リリィは無理そうね。
リリィ:む?何故だ?
シャーロット:答えは簡単よ、だってその3mの身長に逞しい筋肉じゃ目立ちまくりじゃない。
リリィ:うっ!
???:おいコラ!無視するんじゃない!
再び声の方を見て話を続ける一同
ヨシダ:さっきから何なのかしら?
タナカ:まさか、不審者?怖いわ〜。
フィローネ:大丈夫よ、こっちにはリリィや神門さんが居るし♪
タナカ:お願いできるかしら〜。
リリィ:うむ、任せておけ♪
神門:先ずは何者か確かめて来ます。
???:な、何だ?
みかと:陛下にご用ですか?
???:ああ、そうだ!
リリィ:其方、何処かで見覚えがあるな。誰だったか?
ジョージ:ビルドルフ合衆国大統領ジョージ・ビルドルフだ!
リリィ:ああ、思い出した。建国以来一族で独裁体制を長年に渡って続けてるあの建設超大国のビルドルフ合衆国か。
ジョージ:そうだ、で?ローラント女王は何処に居るのだ?
神門:何処も何も、彼処に居るじゃないですか。
ジョージ:ん〜?井戸端会議中の主婦共しか居らんようだが?
神門:少々お待ちを。
フィローネ:誰?
神門:ビルドルフ合衆国大統領ジョージ・ビルドルフ様でした。
ヨシダ:あらやだ!彼処って天界宇宙最大ゼネコンのタイタン建設グループとの癒着の噂のあるあの国でしょう?
タナカ:そうそう、欠陥住宅売付けても見て見ぬふり。それどころか裁判になっても国家もグルになって
神門:何かと黒い噂の絶えない国とはいえ、このまま追い返すのは国際問題になりかねないかと。
フィローネ:そうね〜。
ヨシダ:やめときなよ!
タナカ:そうそう、ロクな事にならないわよ!
ジョージに着信が入る
ジョージ:ん?何だ?・・・私だ・・・何?4界警の特権課が強制捜査で押しかけて来ただと⁉︎
リリィ:如何なされた?
ジョージ:急用が出来た、失礼する!
その場から走り去るジョージ
タナカ:あら、帰っちゃった。
ヨシダ:何しに来たのかねぇ?
フィローネ:さあ?
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