第46話 地獄界のフィローネさん
デルク:よっ!またこの時間がやってきたな。ナレーターのデルクだ♪どうにか裁判のバイオテロを未然に防げたフィローネさん。裁判後に親子揃って地獄に向かったみたいだね〜。
御前裁判翌日 魔界時間15:00 地獄界 比良坂邸
摩耶に土下座するローラント
フィローネ:この度は御前裁判に乱入して誠に申し訳ございませんでした‼︎
ミルフィー:ございませんでした‼︎
摩耶:お、お顔をお上げください!結果的にはディザさんの冤罪を免れ
デルク:この妙齢の美女こそ、裁きの庭の摩耶の主人公で新人閻魔大王の
フィローネ:いいえ、一歩間違えれば多くの犠牲者を出す事態になりかねなかったんです!
ミルフィー:です!
結衣:そうは言うけど、たかが赤ちゃんの汚れオムツでしょ?そんなバイオテロだなんて大袈裟な。
デルク:こっちの日照り神族のお姉さんが魔界宇宙で法曹界の剣の通り名で名高い最強検事の
エリカ:ほぅ、ここに取り出したるはかの御前裁判にて汚物を溜め込んだ生物兵器であるウ○チオムツです。あまりにも危険なため特殊ケースにて厳重に密封してあります。
結衣:ちょ、ちょっとソレまさか対生物兵器特殊保管ケースじゃないの⁉︎そんなにヤバイのそのオムツ?
エリカ:私はこのオムツの恐ろしさを身をもって体感してるからこそのこの処置です。開けますよ?本当に開けますよ?良いんですね?
結衣:開けられる時間はどれ位?
エリカ:長時間開けっ放ししてると秒で警察沙汰になるので0.00001秒間しか開けられません。それでもかなり強烈ですよ〜?
結衣:バ、バッチコイ‼︎
エリカ:全員直ちにガスマスク装着!
フィローネとミルフィー以外ガスマスクを装着する
結衣:何でフィローネさんとあの子は着けないの?
エリカ:自分のやつだから平気なんだそうですよ。フィローネは母親だから慣れたって・・・・ではいきます、3・2・1・・・
結衣:ゴクリ。
瞬きする間も無く一瞬で開けて閉めるエリカ
摩耶:ど、どんな感じ・・・あれ?
立ったまま気絶している結衣
エリカ:ちょっと、大丈夫?
結衣:あはははは、三途の川が見えるぅ♪
摩耶:渡っちゃダメーーーッ!
暫くして・・・
エリカ:ね?これが貴女の言ってたたかが赤ちゃんの汚れオムツの威力よ。
結衣:た、確かにこれはバイオテロものだわ。何食べたらあんな臭いするのよ!
エリカ:言っとくけど、この子まだ乳児だからミルクしか飲めないわよ。
ミルフィー:テヘ♡
エリカ:因みにオナラも半端ない、それはもうオッサンか!ってくらいだからね。
結衣:そりゃ凄そうね。
エリカ:しかも音が出ないから音もなく臭う恐怖。
結衣:・・・そのオムツ、貰えるかしら?
エリカ:へ?貴女とうとう臭いフェチにでも目覚めたの?
結衣:違うわよ!昨日の裁判で有罪判決を受けた奴に色々聞き出そうとしてるんだけど、なかなか口を割らないものだから自白剤代わりに使おうかと思ってね。
エリカ:ある意味自白剤よりキッツイわね。そういう事なら良いわよ、どうせ捨てるやつだし。
ケースに密封されたオムツを受け取る結衣
結衣:じゃ、早速使わせてもらうわね♪
部屋を出る結衣
エリカ:被告神が可哀想に思えてきた。
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