第43話 追憶の回廊(後編)
デルク:追憶の回廊最深部を目の前にして現れた巨大な生物。果たしてその正体とは?ミルフィーちゃんは無事最深部に辿り着けるのか?
天界時間 20:00 追憶の回廊最深部前
ミルフィー:私達は迫りくる脅威から魔界宇宙を救いたくて来ました。
???:ほぉ、それは何故だ?天族は魔族を敵視していたであろう?
ミルフィー:それは大昔の事、私達は魔族の真の姿を知りました。だからこそ救いたいのです。
神門:そもそもあなたは何者なのですか?
???:相手に名を尋ねる時は先ず己から名乗るのが礼儀であろう?
ミルフィー:そうですね、私はローラント王国の神王フィローネ・ローラントの娘でミルフィーユと申します。そしてこちらは・・・
神門:姫様の従者でヴァルキリー真機の神門です。
???:ほぉ、産まれて間もない赤ん坊にしては物凄く頭が良いな。そうか、マスタースフィアの加護か。それにあのヴァルキリー真機を従えているとは驚きだ♪
神門:我々も名乗ったのです、そちらも名乗ったらとうです?
メモリア:うむ、我が名はメモリア。天界大帝様よりこの追憶の回廊の番人を任された記憶を司る神獣だ。
ミルフィー:私達はこの先にある凶獣について知りたいのです。
メモリア:我が守るこの先にある凶獣についてとなると、原初の破壊者の事か?
神門:原初の破壊者?
メモリア:かつて、まだ4つの宇宙が1つの巨大な惑星だった頃に現れ今の宇宙の根元であるその惑星を破壊し創世の書を12冊に分断させた張本人たる巨大生物、それが原初の破壊者だ。
神門:何故その原初の破壊者?でしたか、その惑星を破壊したのですか?
メモリア:そこから先はお前達の目で確かめるが良い。
ミルフィー:通してくれるのですか?
メモリア:・・・お前なら構わんだろう。(マスタースフィアは濁りなき赤子たからこそ選んだという事か)
ゆっくりとその場を離れるメモリア
メモリア:さ、行こう。
神門:はい。
『追憶の回廊最深部』
ミルフィー:ここが最深部。
???:おや、ここにお客とは珍しい。
神門:貴女は?
???:今はやめておいた方が良いでしょう、今はね。じきに嫌でも私の事を知る事となるでしょうから。
ミルフィー:それで・・・
一個の水晶玉を出す女性
???:お探しの情報はこれでしょう?
水晶玉から映像が出てくる
ミルフィー:これは⁉︎
神門:これを持ち出す事は可能ですか?
???:これはコピーですからオリジナルでなければ可能ですよ♪
ミルフィー:これを持って母さんに報せないと!
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