第31話 集結!天界3大メガバンク

 アオイ:天界宇宙に巣食う巨悪を財界から一掃するべく異例の天界・魔界両宇宙の金融界トップが勢揃いする天魔総裁会談。今回天界側の銀行総裁の皆さんが揃うようですね。


 天界時間13:57 高天原 日之神城


 リンダ:なあ、まだ来んのかや?もう待ちくたびれたで、早く来てほしいがね。


 リンダに背後から抱き付く女神


 ???:や〜ん!めっちゃ可愛え〜♡


 リンダ:んな⁉︎いきなり何するがや!


 エリカ:その胸のバッジのエンブレムはナイリア銀行のメリル・ラクシャータさんですね?


 メリル:はいな!イシス族のメリルさんやで♪


 抱き付く腕を振り払うリンダ


 リンダ:え〜い、このたーけ!いい加減離さないか!


 メリル:あ〜ん!その膨れっ面も可愛え〜わ〜♡


 ???:メリル、いい加減にしないか。鬱陶しいのは嫌われるぞえ。


 メリル:れ、嶺蘭。仙女は説教くさくてあかんわ。


 エリカ:福龍銀行の嶺蘭総裁。3さんにんの中では最年長ね。


 千歳:どうやら私で全員揃ったってわけね♪


 エリカ:そして浄土銀行総裁、暁千歳。そうね、これで天界魔界両宇宙の金融界のトップが揃ったわね。


 ダグラス:まだ時間があるデ〜ス。


 善景:そうですね、大分時間がありますからそれまでの間に親睦会というのは如何ですか?


 リンダ:お!それ良いがね♪でも、高天原は初めてだて。何か良い店知らんかや?


 メリル:あるよ〜ん♪


 リンダ:何処かや?


 街の繁華街の方向のビルを指すメリル


 メリル:あ・そ・こ♡


 リンダ:ん〜?


 双眼鏡を最大限拡大させて見るリンダ


 リンダ:こんの、どたーけ!ありゃラブホじゃにゃ〜か!


 メリル:私はその方がええけどなぁ♡(あかん、間違えた。あっちやあっち)


 リンダ:本音と建前が逆!


 エリカ:え〜っとぉ・・・え?吉○家⁉︎天界にもあんの?


 ダグラス:アットホームで良いデスね♪


 リンダ:アットホーム過ぎるで。


 千歳:良いんじなゃない?ああいうのも♪


 嶺蘭:妾は異論はないぞえ♪


 エリカ:誰も反対しないし行こっか。


『30分後 飲食街内 吉○家』


 店員:いらっしゃいませ、7名様ですね?あちらの席へどうぞ♪


 エリカ:皆んな手慣れたものね〜、店員だけじゃなく誰も気付いてないんだから。


 メリル:そりゃ〜、普段からお忍びで可愛い娘見つけてはナンパしてんねやから♡


 リンダ:この色ボケ女神は普段からそんな事しとったんかや。


 メリル:本命はアンタやで♡


 リンダ:たーけ!全力でお断りだかや!


 嶺蘭:妾は牛丼並を。


 千歳:えっと〜、私は牛すき鍋膳♪


 リンダ:ちょっ!何勝手に注文しとるがや。私は牛丼特盛!


 ダグラス:私は豚丼並デ〜ス♪


 メリル:そんな図体して並って♪じゃ、ウチは豚丼特盛♪


 善景:では私は牛皿定食を。


 エリカ:それじゃ〜私は・・・牛丼オメガ盛り♡


 ※このメニューは高天原限定です


 メリル:ま、マジで⁉︎


 エリカ:そんなに凄いの?


 嶺蘭:まぁ。凄いというか、無謀というか。


 15分後それぞれの注文の品が来る中異彩を放つ巨大丼が。


 ダグラス:オ〜ウ。


 リンダ:見てるだけで胸焼けするがや。


 嶺蘭:久し振りに見たが、これはエゲツない。


 千歳:これを余裕で食べれるからなぁ。


 メリル:ま、マジで⁉︎


 エリカ:ちょ〜っと足りないかなぁ。


 メリル:う、嘘やろ?


 5分後・・・


 メリル:これは何かの間違いや!ホンマに完食しよった!


 嶺蘭:しかも5分で。


 各々に話が盛り上がり時は過ぎていき・・・


 エリカ:あ、もうこんな時間。皆んなそろそろ行くよ〜♪





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