第30話 天魔界総裁会談前日

 アオイ:無事に国際神聖サミットを終えたフィローネさん。今度はエリカさんの番ですね、その前にエリカさんはフィローネさんから預かっていたミルフィーちゃんを返さないとですね。


 国際神聖サミット翌日 天界時間10:30 高天原 日之神城内


 エリカ:は〜い、お母さんお仕事終わったよ〜♪


 ミルフィーを渡すエリカ


 フィローネ:ハ〜イ、ミルフィーお帰り〜♪


 ミルフィー:あ〜い♡


 エリカ:お母さんがお仕事中にちょくちょく脱走してたもんね〜♪


 ミルフィー:ぷあっ!シーッ、シーッ!


 フィローネ:ん〜?どういう事ですかぁ?ミルフィーさん?


 汗びっしょりになるミルフィー


 ミルフィー:あばばばっ!


 フィローネ:貴女はまだ赤ちゃんなんだから、お出かけする時は母さんに言ってからお出かけする様にって、あれほど言っておきましたよね?


 エリカ:フィローネってキレると敬語になるから怖い。しかも目が笑ってないし。


 ミルフィー:あぅ〜・・・ほきゅ〜・・・うっきゅ♡


 エリカ:何て?


 神門:『あの〜・・・その〜・・・ごめちゃい♡』と、姫様は申しております。


 フィローネ:貴女はまだ赤ちゃんだからお尻ペンペンはしませんが、その代わりオヤツ抜きです♡


 ミルフィー:ぶおっ!あぱぷうばぶぅ!


 エリカ:今度は何て?


 神門:『うおっ!そんな殺生な!』だそうです。


 エリカ:自業自得じゃん。スパイじみた・・・


 エリカに飛びつき口を手で塞ぐミルフィー


 ミルフィー:あぱぱぷぅ!


 神門:『それ以上余計な事を言うな!』だそうです。


 エリカにしがみついたミルフィーを引っ剥がすフィローネ


 フィローネ:ま〜だ私に隠し事があるのですかぁ?あっちでた〜っぷりお話しようか♡


 連れて行かれるミルフィーの叫び声が虚しく響き渡る


 ミルフィー:ぴあーっ!ばばぶばぁーー!


 エリカ:何て?

 

 神門:『あれーっ!お助けーー!』と言ってます。


 エリカ:助けに行かないの?


 神門:私の本能が全力で今の女王陛下に手を出すのは危険と警鐘を鳴らしてます。


 エリカ:ヴァルキリー真機の本能をビビらずフィローネ・・・怖い。


 ???:オ〜ウ!もう来てたデスか♪


 エリカ:ワイヤットさん!


 ダグラス:高天原は聞いてた以上に美しい所デ〜ス♪


 アオイ:この方が、魔界宇宙4大メガバンクの一角。獣王界統括指定金融機関、牙城銀行総裁ダグラス・ワイヤットさん。種族はキングベヒーモス族です。


 ???:このたーけ!あれほど食い過ぎるなって言っとったがね!


 エリカ:リンダも到着したのね♪


 リンダ:お?エリカ!おみゃ〜さんが一番乗りだったかぁ。コイツが寄り道してなかったら私達が一番乗りだったがね〜。


 アオイ:この方は邪神界統括指定金融機関ネメシス銀行総裁のリンダ・フローラ総裁。種族は邪神サタナキアです。


 ???:うっせ!美味いモン沢山食わしたるって言ったのお袋だろうがよ!


 エリカ:彼女が養女に迎えた人間の?


 リンダ:そうだて、ホレ、挨拶しな!


 セルバ:セルバ・タータル・サウラ。種族は人間、元魔術協会の特A魔術師。この度コイツの養女になった。


 ゲンコツ食らわすリンダ


 リンダ:こんの、どたーけ!母親に向かってコイツとはなんだぁ!口の利き方気をつけなも!


 セルバ:うっせ!このロリババア!


 リンダ:・・・来月の小遣い50%カットだで。


 セルバ:ま、待て!私が悪かった!


 ???:おやおや、賑やかな事ですね♪


 エリカ:善景さんも間に合いましたね♪


 善景:ええ、これで魔界宇宙側は全員揃いましたな♪


 アオイ:そして、この方が地獄界統括指定金融機関、妖魔銀行総裁の浅倉善景さん、種族はバンパイア族です。


 エリカ:後は天界宇宙側のひと達が来るのを待つだけね♪

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